福岡のCD買取店長の今日の一枚『ダスティ・スプリングフィールド/この胸のときめきを』英国最高のブルー・アイド・ソウル

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白人女性で最もソウルな歌手ダスティ

CDやレコードの買取をしていると、時々「あれっ」と思う一枚に出会う。
今回紹介するのはダスティ・スプリングフィールドのCD。
このダサいホームセンターでで売ってるかのようなジャケだけに、
250円で販売しても売れないCDである。

収録されている代表曲は「二人だけのデート」や「この胸のときめきを」など、60年代ポップスを代表する名曲ばかりだ。

ダスティ・スプリングフィールドはよく「英国最高のブルー・アイド・ソウル歌手」と言われる。
白人のポップス歌手でありながら、黒人R&Bやソウルのフィーリングを強く持った歌手である。

1960年代のロンドンでは、多くのポップス録音にセッションミュージシャンが参加していた。
その中には、後にレッド・ツェッペリンを結成するジミー・ペイジもいた。

当時の英国ポップスの録音には数多く参加しており、ダスティの録音にも関わったと言われている。
こうして見ると、英国ポップと後のロックの歴史が意外なところでつながっていることが分かる。

その後ダスティはアメリカへ渡り、アトランティック・レコードと関係を持つようになる。
そこで生まれたのが名盤「ダスティ・イン・メンフィス」である。
ちなみにレッド・ツェッペリンもアトランティック・レコードである。

この作品はジェリー・ウェクスラー、トム・ダウド、アリフ・マーディンというアトランティック黄金チームによって制作された。
収録曲「サン・オブ・プリーチャー・マン」はソウル史に残る名曲として知られている。

またダスティの作品には、フィル・スペクターを思わせるウォール・オブ・サウンド的な重厚なアレンジも感じられる。
ストリングスやコーラスが重なり合い、ポップスでありながらソウルの深みを持ったサウンドになっている。

さらに代表曲「この胸のときめき」は、エルヴィス・プレスリーもライブで歌っている曲である。
つまりこの曲は英国ポップ、ソウル、そしてロックという音楽の流れの中にある名曲と言える。
そして、レッド・ツェッペリンのロバート・プラントもエルヴィス・プレスリーのファンである。

つまりこのCDには、自分の好きな音楽の要素がたくさん入っている。
ソウルのフィーリング、アトランティック系のサウンド、そしてフィル・スペクターを思わせる厚みのあるアレンジ。
さらにエルヴィス・プレスリーの「この胸のときめき」である。
そして、根っこの部分でレッド・ツェッペリンがいる。

こうした要素が重なっているため、このCDは聴けば聴くほど味が出てくる。
一度聴いて派手に感動するタイプのアルバムではないが、気がつくと何度も聴いてしまう。

まさにスルメ盤である。

そして思う。
こういうふと聞いた時に受けた衝撃こそ、最もロックンロールの匂いが漂ってくるのかもしれない。

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福岡のCD買取致します!ザ・バンドやストーンズのルーツ『‎T-Bone Walker The Complete Imperial Recordings (1950-1954) 』

IMG_0536今日、長崎から来てくれる常連のお客さんが店に寄ってくれて、こう切り出された。
「ようやく、ザ・バンドの素晴らしさが分かったよ」
その時、ちょうど店でかけていたのが1950年代初頭のT-ボーン・ウォーカーだったのだが、
「今かかっているこれも、ザ・バンドに聞こえますよ」と僕は言った。
「やっぱり、バンド(ザ・バンド)はブルースなんだな」と。
驚くのは、50年代初頭という早すぎる時期に、
このバンド・アンサンブルが既に完成されていることだ。
一言でいえば「音の出し入れ」が完璧すぎる。
全員が鳴らしっぱなしじゃない。
誰かが一歩出れば、誰かがスッと引く。
この呼吸、この隙間の作り方。
「引き算」の美学が、この時代にこれほど高い精度で鳴っていたのは、
早すぎたとしか言いようがない。
この洗練のルーツを辿れば、少年時代の彼がブラインド・レモン・ジェファーソンの案内役(リード・ボーイ)をしていた事実に突き当たる。
当時、最も人気のあったカントリー・ブルースのレモンのすぐ横で、あの強烈なギターを全身で浴び、大衆性を感じ取った少年が、やがてモダン・ブルースの設計図を書き換えた。
レモンの持っていた「個」のパワーを、T-ボーンは緻密なアンサンブルの中に閉じ込め、エレキ・ギターでモダンに再現させた。

ザ・バンドのロビー・ロバートソンは「僕のギターの弾き方は、すべてT-ボーン・ウォーカーから学んだ教科書なんだ」と公言している。
あのザ・バンド特有の、無駄な音を弾かない「タメ」の美学は、ロビーが少年時代にT-ボーンから受け継いだ直系のものであることは疑いようがない。
また、ストーンズのキース・リチャーズもこう言っている。
「T-ボーンはエレキ・ギターでブルースを弾く方法を発明した男だ。彼がいなければ、今の僕らは誰もここにいない」
ストーンズが追求し続けた、ギターが会話するように絡み合うアンサンブルの源流も、間違いなくここにある。

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福岡のCD買取致します!ミシシッピのロックなデルタ・ブルース『Legendary 1930 Delta Blues Sessions』

IMG_0531エルヴィスの野生はデルタに宿るのか?
1930年と1954年を繋ぐ線。
最近、私の福岡のレコード屋店内で常連さんと買取したT-ボーン・ウォーカーCDの話で盛り上がりました。
モダン・エレクトリック・ブルースの父であるT-ボーンがいかにしてあの洗練されたスタイルを築き、それがアーサー・クルーダップやB.B.キングへとどう連なっていったのか。
その歴史の糸を解き明かそうとするうちに、ふと一つの仮説が頭をよぎりました。
「エルヴィス・プレスリーのサン・レコード時代にある、
あの荒々しさはどこから来たのか?」ということです。
デルタの熱量を再確認する、
その答えを探るべく再生したCDは『Legendary 1930 Delta Blues Sessions』。サン・ハウスやチャーリー・パットンといった、デルタ・ブルースの巨人たちの記録です。
聴き進めるうちに確信に近い感覚を覚えました。
• 既存の小節を無視して突き進むようなシャウト
• 前のめりなリズム感と、制御不能なエネルギー
• 洗練される前の、剥き出しの「野生」
これらは、1950年代半ばにエルヴィスがサン・レコードで放った、あの初期の衝撃と驚くほどリンクします。ミシシッピ生まれのエルヴィスにとって、幼少期に耳にしたであろうデルタの空気感は、理屈ではなく「体の一部」として染み付いていたのではないでしょうか。
泥臭いデルタから、洗練のモダン・ブルースへ
一方で、そこから派生した音楽の流れも興味深いものです。
デルタの荒々しさをルーツに持ちつつ、T-ボーン・ウォーカーが都会的なエレクトリック・ギターの語法を確立。その洗練がB.B.キングへと受け継がれる一方で、エルヴィスが敬愛したアーサー・クルーダップ(「That’s All Right」の作者)のような、デルタの泥臭さを残したロックンロールへの架け橋も存在します。
結論:エルヴィスは「最後のデルタ・ブルースマン」だったのか
サン時代のエルヴィスを聴いて感じる「得体の知れない凄み」は、単なる若さゆえの勢いではありません。それは、1930年代のデルタに生きた男たちが持っていた、「型を壊してでも叫ばずにはいられない衝動」の正当な継承だったように思えてなりません。

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今日の一枚|James Brown『Live at the Apollo, Volume II』【CD 買取 福岡】

IMG_0498福岡でCD買取を行っているアッサンブラージュの「今日の一枚」。

本日は
James Brown
『Live at the Apollo, Volume II』(1967年録音)。

荒々しいライヴ。
リズム隊も決まっている。
ドラム、ギター、ホーンの使い方も抜群に上手い。

だが、聴き込むと行き着くところは――

結局、ボーカルだ。

双璧を成す存在

ボーカリストとして
Otis Redding と双璧を成す。

オーティスが“声の説得力”で押し切るなら、
JBは“声でバンドを動かす”。

シャウトのタイミング。
溜め。
息の吐き方。

感情がそのまま構造になる。

バンドが凄いのは事実

ドラムの1拍目。
ギターの刻み。
ホーンの短いユニゾン。

だが、それらを成立させているのは
中心にいるボーカルの圧。

声が支配しているから、
バンドは機能する。

だから一枚通して聴ける。

テクニックを追わなくても、
最後まで持っていかれる。

これが本物のボーカリスト。

福岡でCD買取をしていると、
こうしたソウルの名盤が持ち込まれます。

流行りではなく、
本当に聴いてきたCD。

当店では福岡市を中心に
ソウル、R&B、ロックのCD買取を強化中。

一点一点、内容を見て査定しています。

福岡でCD買取なら

アッサンブラージュへ。

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CD 買取 福岡|今日の一枚:CCR好きにも刺さるホリーズ『Distant Light』期!『The Very Best of The Hollies』

IMG_0497今日あらためて手に取ったのは、
The Air That I Breathe – The Very Best of The Hollies。

ホリーズというと、
美しいコーラスを前面に出したブリティッシュ・ビートの印象が強いですが、
このCDベストを通して聴くと、それだけのバンドではないことが分かります。

初期のハーモニー重視の楽曲から、
70年代に入りアメリカ志向を強めた時期まで、
ホリーズの変化を一枚で確認できるCDです。

中でも印象に残るのが
「Long Cool Woman (In a Black Dress)」。

タイトなリズムで前に転がる、土臭いロック。
いわゆる英国ポップのイメージとは違い、
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)が好きな人にも、
自然に引っかかる感触があります。

ちなみに、30年ほど前に
唯一持っていたホリーズのアルバムが『Distant Light』期の作品でした。

グラハム・ナッシュが脱退し、
アラン・クラークがメインとなった
『Distant Light』前後の時期。

グラハム・ナッシュが
クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングへ向かった流れと並行して、
ホリーズ本体も音の方向性を大きく変えていきます。

ヒプノシスによる印象的なジャケットとは裏腹に、
リズムはかなりタイトで土臭い。
それでもメロディやコーラスには、
ちゃんとホリーズらしさが残っている。

このCDベストを聴き直していると、
当時なぜ『Distant Light』期のホリーズだけを手に取っていたのか、
今になって腑に落ちます。

いろいろな音楽を聴いたあとに戻ってくると、
こういう派手ではないけれど芯のある音が、
しっくり心地よかったりします。

当店では、
ホリーズやCCRをはじめ、
60〜70年代のUKロック、USロック、ブリティッシュ・ビートなどの
CD買取を福岡で行っています。

昔よく聴いていたCD、
最近あまり聴かなくなったCDがありましたら、
お気軽にご相談ください。

CDの買取は福岡アッサンブラージュまで。
今日の一枚は、ホリーズ『Distant Light』期の空気も感じられるCDベストでした。

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CD買取 福岡|チャック・ベリー研究から考えるロックンロールの価値『シングル・コレクション – チャック・ベリー』

IMG_0492福岡市早良区からスピリチュアル・ジャズやボサノヴァ、ジャズ・ボーカルのCDの買取がまとめてありました。
個人的にはそれらのルーツとなるロックンロール、ブルース、サンバ、戦前ジャズなどのCDを聞いてますが、これらを聞く中でチャック・ベリーを聞いていくうちに、彼が黒人音楽の異端児であり、そこからロックンロールが生まれたのではと感じました。
エルヴィス・プレスリーとはまた違ったロックンロールの誕生のルーツです。
そこでチャック・ベリーを一日かけて聴き直して分かったことをまとめてみました。

ロックンロールの「ギター革命」はここにあった

昨日から深夜まで、
一日かけて Chuck Berry を集中的に聴き直していた。

ロックンロールの元祖、
ギターヒーローの原点、
そう語られることは多いが、
改めて「なぜそうなのか」を演奏レベルで考え直したかった。

低音二弦とダウンピックが作る推進力

チャック・ベリーの最大の特徴は、
低音二弦を軸にしたダウンピックで、
曲全体のリズムを刻み続けている点にある。

ギターはソロ楽器ではなく、
曲の推進力そのもの。
• ドラム
• ピアノ
• ホーン

それらが担っていた役割を、
ギター一台に集約している。

ここが、それ以前のロックンロール的楽曲との決定的な違いだ。

必殺のギターリフという発明

さらに重要なのが、
チャック・ベリーの必殺のギターリフ。

イントロを聴いた瞬間に
「曲が始まる」「世界が切り替わる」。

これは
ジャンプ・ブルースのホーン・リフを、
ギターに置き換えた発明だと感じる。

ギターが
• 曲を始め
• 曲を押し出し
• 曲を象徴する

この構造こそが、
後のロックバンドの基本形になる。

ジャンプR&Bの黒さを保った異端児

チャック・ベリーの音楽は、
決して「白く」なっていない。

彼はチェスのブルース・マンなどが出演するライヴ・ハウスで、
ヒルビリーなどを演奏する黒人歌手として現れた。
それ以外にもラテン・カリブ音楽など、
ルイ・ジョーダンにも影響を受けたエンターテイナーだった。

しかし、根底には
ジャンプ/R&Bの黒さがしっかり残っている。

その黒さを保ったまま、
白人市場に向けて
• スピード
• 畳みかける歌
• 前のめりなギター

で翻訳された音楽。

だから
Elvis Presley より黒く、
それでいて白人ティーンにも爆発的に届いた。

「ハバナ・ムーン」と「オールモスト・グロウン」

聴き直して改めて面白かったのは、
音楽性の幅だ。
• カリブ風の 「Havana Moon」
• コースターズ的ノベルティ感の 「Almost Grown」

それでも芯は一切ブレない。
すべてが
黒さの染み込んだロックンロール。

歌唱法に聞こえるオーティス・レディング

意外だったのは、
チャックの歌唱法に
Otis Redding 的な
「泣き」を感じたこと。

ギターばかり注目されがちだが、
歌もまた
ロックンロールの重要な要素だった。

なぜローリング・ストーンズはチャックを崇拝した?

こうして整理してみると、
The Rolling Stones が
チャック・ベリーを「アイドル」と呼んだ理由が、
腑に落ちる。
• ブルースの黒さ
• ギター中心主義
• スピード感
• 生活に根ざした歌詞

すべてが
その後のロックの設計図になっている。

まとめ

チャック・ベリーは、
• 低音二弦中心のダウンピックでリズムを刻み
• 必殺のギターリフで曲を駆動し
• ジャンプR&Bの黒さを保ったまま
• 白人市場へスピードと畳みかけで翻訳した

ギターとスピード、黒さが融合した
ロックの元祖である。

一日かけて聴き直して、
改めてそう確信した。

※ちなみに、
当店のコラムも書いて頂いた
寺田政典 さんの
チャック・ベリー研究の記事でも、
この点ははたと膝を打った。

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『ブルートレイン – ジョン・コルトレーン』コルトレーンからのリー・モーガン!福岡のジャズCD・レコード買取致します!

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先ずは『至上の愛』について

最近はジャズといえばコルトレーン。寝る前に聴くアルバムは『至上の愛』です。
このアルバムは、コルトレーンのサックスが刻むように短く吹かれるのが特徴的で、まるで語り、祈るような演奏。最初は「息切れしてるのかな?」と思いましたが(笑)、今ではその祈りのようなニュアンスが深く響きます。

面白いのは、ステレオ装置ではなく、寝る前にiPhoneのスピーカーで聴くと内省的な心情がより伝わること。深夜の静けさと相まって、コルトレーンの心の声が直接届くような感覚になります。
近々お客様がオリジナル盤のモノラルレコードを持ってきてくださる予定なので、ステレオ装置で聴いてどんな印象に変わるか、とても楽しみです。

ブルートレインという傑作

同じコルトレーンでも、ブルーノートの『ブルートレイン』はまた別の魅力があります。
コルトレーンは快調に吹き続け、タイトル曲のカーティス・フラーとのエンディングのユニゾンが実に洒落ています。
そして何よりも素晴らしいのは、若き日のリー・モーガンの火を噴くようなプレイ!
フィリー・ジョー・ジョーンズとポール・チェンバースによる鉄壁のリズム隊もあいまって、ブルーノート黄金期の理想的なコンボ・サウンドが楽しめます。

最近はリー・モーガン探求中

この『ブルートレイン』を聴いた影響で、最近はリー・モーガンのプレイを探したり、リーダー作を買ったりするようになりました。
ブルーノートのリマスターCDも、ルディ・ヴァン・ゲルダーが手掛けたものは1957年前後のハードバップ絶頂期の熱い音を非常によく再現していて、パワフルな演奏にぴったり合います。

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『シングル・コレクション – ザ・ローリング・ストーンズ』ストーンズとRCA録音の魅力|スタックスとジャック・ニッチェから考える

IMG_8967ローリング・ストーンズを聴き込んでいると、ある時期だけ独特な音の塊に出会います。
それが、1965〜66年に行われた RCAハリウッド録音 の時代。
シングル「The Last Time」「Satisfaction」「Get Off of My Cloud」「19th Nervous Breakdown」「Paint It, Black」…まさに黄金期のヒット曲がここから生まれました。

RCA録音が生んだ“音の塊”

シングル・コレクション(The London Years)を年代順に聴いていくと、「The Last Time」あたりからサウンドの質感が変わります。
RCAハリウッドでの録音は、シンプルに「バンドをまとめて一発で収める」方式。そのため、各楽器の輪郭はクリアに立つのではなく、スタジオの空気の中で互いに溶け合うように響きます。
結果として生まれるのは、乾いた音ではなく、わずかにくすんでいながらも力強い「音の塊」です。
(これを助長したのにRCAのエコー・チェンバーによりところも大きい)
これは弱点ではなく、ストーンズの音楽に漂う倦怠感やブルース的な影を際立たせる武器となりました。

スタックスとの共通点、ソウルへの傾倒

この「音の塊」というサウンドは、メンフィスのスタックス・スタジオの音を彷彿とさせます。
もともと映画館を改装したスタックスでは、低い天井と独特の響きが、楽器の分離よりも巨大な「グルーヴの塊」として音を響かせていました。
オーティス・レディングやブッカーT&MG’sが追求した突き抜ける明快さではなく、肉感的なソウルは、このスタジオが生んだ唯一無二のものです。

ストーンズもまた、RCA録音を味方につけ、ブルースだけでなく深いソウルへの愛情を音楽で表現しました。
特に有名なのが「Satisfaction」です。
この曲の象徴的なギターリフは、実はキース・リチャーズがホーン・セクションで演奏することを想定して作ったものでした。
彼の頭の中では最初から分厚いホーン・サウンドが鳴り響いていたのです。

その証拠に、リリース後すぐにオーティス・レディングがこの曲をカバーし、見事なソウル・アレンジで仕上げています。
また、「一人ぼっちの世界(Get Off of My Cloud)」では、ミック・ジャガーのリード・ボーカルと、キース・リチャーズとビル・ワイマンによる掛け合いがサム&デイヴのようなスタックス的なソウル・デュオを連想させます。

ジャック・ニッチェの影響

この時期のサウンドを語る上で外せないのが、アレンジャー/鍵盤奏者のジャック・ニッチェ。
彼はフィル・スペクターの右腕として知られながらも、ストーンズが元々持っていたブルースやソウルの感性を理解し、それをより引き出す形で貢献しました。

彼の最大の功績は、サウンドに深みと陰影を加えたことです。例えば、「一人ぼっちの世界」ではハープシコードを、「黒くぬれ!(Paint It, Black)」ではオルガンを加え、それまでストーンズになかったサイケデリックでミステリアスな音の世界を作り出しました。ニッチェは、ストーンズが持つロックに必要な荒さを残しつつ、音楽の立体感を増すという絶妙なバランス感覚を発揮しました。

RCA録音とストーンズの進化

RCA録音期は、ストーンズがブルース・バンドから世界的ロック・アイコンへと飛躍した重要な時代です。その要因は、

「RCA特有の音の塊」

「スタックスに共通するソウルへの傾倒」

「ジャック・ニッチェの才能あるアレンジ」

が複合的に作用したことにあると言えるでしょう。

ストーンズRCA録音のまとめ

ローリング・ストーンズのRCA録音期は、ただの過渡期ではありません。
スタックスやスペクターとも比較できるほど個性的なサウンドを作り上げ、バンドの進化を決定づけた重要な時代です。
シングル・コレクションを通して聴けば、その「音の塊」が持つ魔力を改めて体感できるはずです。
ストーンズの魅力を深く掘り下げる上で、避けて通れない録音期と言えるでしょう。
もっとこの時代の音を聞きたいなら、アルバム「アウト・オブ・アワ・ヘッズ」「アフターマス」の二枚は外せません。
これが「レット・イット・ブリード」や「スティッキー・フィンガーズ」へと繋がっていきます。

福岡でレコード・CDを買取します

当店では、ローリング・ストーンズをはじめ、ロック、ソウル、ジャズなど幅広いジャンルの レコード・CDを福岡で買取しています。
またストーンズ・ファンも多く、ディープなストーンズ・トークも楽しいです。
音楽の背景や録音の魅力が大好きな店長が、誠実に査定。大切に集めてきたコレクションを手放す際は、ぜひお気軽にご相談ください。
「レコードやCDを福岡で買取してもらいたいとをお探しの方に、音楽への深い理解とともに安心してお任せいただけるお店を目指しています。

『リアル・ライフ/マガジン』当時、聴けなかったポスト・パンクがネット聞き放題!

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昔ハマったポストパンク熱再び

20年以上前ですが、一時期ポスト・パンクにハマってまして、ポップ・グループ、PIL、初期XTC、ジョイ・ディヴィジョン、テレヴィジョン、クラッシュ、ポリス、初期U2なんかは、時折、今も聞いていますが、その20年以上前は、ネットで音楽が聴けなかったので、CDも福岡ではあまり置いていないので(探せばあったでしょうけど)、雑誌なんかに載ってて、ジャケットを眺めるだけで終わったグループもいっぱいいます。
ワイヤー、ギャング・オブ・フォー、マガジン…。
ただ、「ストーリー・オブ・UKポスト・パンク 1977-1981」などという5枚組のコンピレーションCDがありまして、聞いたこのもない名前のバンドだらけで、このジャンルも奥が深すぎです。
先にあげたU2やポリスなんてポスト・パンクに入らないのかな?
レコードなんて、尚更、店頭でも、買取でも、なかなか見ないです。
阿木譲の「ロック・マガジン」や、初期の「DOLL」、「FOOL’SACD MATE」なんて読んでた人、相当詳しいでしょう。

YouTubeで何気に、沢田研二の「ヴァニティ・ファクトリー」(佐野元春の曲ですね)を観ていたら、同じような曲調で、ハンドポケットで語るようにぶっきらぼうに歌う輩が…「マガジン」です。
ジャケが印象深いのですが、殆ど存在を忘れていて、この映像と音楽が最高で、ファースト・アルバムをサブスクで聞くと凄く良く、CDをすぐに注文しました。

ジョン・マクガフのギター

鋭角的なギターが、PILぽく、またCDやレコードは持っていませんが、一度聞いて印象深いスージー&ザ・バンシーズなんかも彷彿させます。
この3バンドに共通するのは偶然ですが、ジョン・マッギオークが参加してることです。
知らない名前だと思っていたら、ジョン・マクガフのことですね、彼なら知ってます。
やはり、私にとってのポスト・パンクの魅力は、鋭角なギターと、変則的なビート、ダブっぽい音響、それからボーカルでしょう。
このマガジンのボーカリスト、ハワード・ディボートのような「勝手にしやがれ」的な歌い方こそポスト・パンクです。
「格好良さに対して自由な空気感」。
音的にも、見た目的にも黒人ベーシストが入ってるのもツボ。
そう、やはり見た目も重要で、ポスト・パンクの短髪や坊主にしてる人って、凄くかっこいい。
初期XTCのキーボードであるバリー・アンドリュースとか。

このマガジンまだ聞いていないので、当店のオーディオで聞いて何かを感じたら改めて追記します。

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『The Very Best Of Big Joe Turner/ビッグ・ジョー・ターナー』ロックンロールの原液とガラスが割れそうな声がみっしり詰まった2枚組

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サム・テイラーのサックス!

クライド・マクファターがリードをとるドリフターズ「マネー・ハニー」やビッグ・ジョー・ターナーの「シェイク、ラトル&ロール」で爆発するテナー・サックスが、ムード音楽で、日本でも有名なサックス奏者のサム・テイラーだとは知らなかった。
これらの音楽が好きで、随分昔から聞いていて、テイラーがアトランティックのハウスバンド出身だとは知っていたが、改めて30年以上経って、あの休刊日前日の新聞の裏面を飾るムード・ミュージックの巨匠が、エルヴィス・プレスリー程とは言わないが、ロックンロール誕生の重要人物だとは!

アトランティックのジャズは黒い!

私が好きなブルース色が強いビッグ・ジョー・ターナーの1959年作品「Don’t You Make Me Hig」での歌うように吹きまくるテナー・サックスはコールマン・ホーキンスであり、ドラムはチャーリー・パーシップとジャズ・ミュージシャンによる編成で、「Big Joe Rides Again」というタイトルで、アトランティックからジャズ・アルバムとして1000番台でリリースされている。
最近、レイ・チャールズのアトランティック時代のジャズ作品を集めた5枚組のCDを購入したが、やはりアトランティックのジャズは黒い!

オールディーズ・アイドルの元祖?

一方ジャズとは真逆のアイドル・シンガーの前身のような作品もある。
1956年作品「Lipstick, Powder and Paint」は「シェイク、ラトル&ロール」同様ジェシ・ストーン作品で、後のコニー・フランシス、ポール・アンカ、ボビー・ダーリンなどに通じるポップなロックンロールに仕上げている。
それもそのはず、コニー・フランシスのバックを務めたジョージ・バーンズ(ギター)、パナマ・フランシス(ドラム)らが参加しており、これはタイトルも含めコニー・フランシスの「カラーに口紅」の前哨戦ではなかろうか?
さらにコーラスではクッキーズ、そして、これまた見事なテナー・サックスはサム・テイラー!

他にもストレート・アヘッドなブルース「TV Mama」、ジョン・ハモンドによる伝説のコンサート「フロム・スピリチュアル・トゥ・スウィング」の再録音である「Low Down Dog」、これらロックンロールの源となるジャズ、ブルース、R&Bがぎっしり詰まったCDです。

ガラスが割れそうな声

何より凄いのは、書籍「レコーディング・スタジオの伝説」でニューオリンズのコジモ・マタッサのJ&Mスタジオにおける「ハニー・ハッシュ」の録音時に称された「ガラスが割れそうな彼(ビッグ・ジョー・ターナー)の声」である。
ビッグ・ジョーの「フロム・スピリチュアル・トゥ・スウィング」での歌唱を改めて聞いたが、1938年において、既にロックンロールである。
彼の声はアトランティックで十分過ぎるほど堪能できるが、ピート・ジョンソンのブギウギ・ピアノやベイシー楽団のメンバーたちと演った1930年代後半から1940年代の演奏を聞かねばならぬと、彼はロックンロールのかなり重要な人物だと認識した。
やはり1930年代半ばからカンザスシティからのカウント・ベイシーらのジャズ楽団のリフは、ロックンロールのリフであり、ベニー・グッドマン楽団のスイングより、強烈なブラックネスでブルースを感じさせる。
再び流れてきたアトランティック時代の「TV Mama」のブルースを聞くと、ますますそう思う。

黄金時代のカウント・ベイシー

そして、この時代のビッグ・ジョーと並ぶシャウターといえばジミー・ラッシングではと考え、デッカ時代のベイシー楽団のベストを聞いているが、さらに3枚組のCD「黄金時代のカウント・ベイシー」をネットで買ってしまった…。
この「黄金時代のカウント・ベイシー」以前持っていたが、解説が素晴らしく、今、聞いてる「ベスト・オブ・アーリー・イヤーズ」はこの「黄金時代」から選曲された1枚のベストで、これで楽しめるのだが、マニアの性が出てしまった。
「黄金時代」には「アーリー」でカットされたヘレン・ヒュームズという素晴らしい女性ジャズ・ボーカリストが入ってるし、やはりロック、ジャズ、R&B、ブルースを聞く上で、中古レコード店の経営者としては必須だと自分に言い聞かせています(笑)。
買取はマニア、レコード・コレクターの気持ちが分かるアッサンブラージュへ!
CD、レコードぜひ、お売りください!

フェスの起源ジョン・ハモンドのカネーギー

追伸
カネーギー・ホールで1938年と1939年に開催された「フロム・スピリチュアル・トゥ・スウィング」でジョン・ハモンドがベイシー、グッドマン、ターナー、ライオネル・ハンプトン、シスター・ロゼッタ・サープ、ソニー・テリー、ゴールデン・ゲイト・カルテットと呼んで、さらにロバート・ジョンソンを呼ぶ予定だったし、アルバート・アモンズ、ピート・ジョンソン、ミード・ルクス・ルイス、ブギウギ・ピアニストたちはアルフレッド・ライオンを虜にして、ブルーノート設立のきっかけになったりと、ジョン・ハモンドの眼力と行動力と先見の目に脱帽。
レコードは店舗にあるが、個人用にこのCDも頼んでしまった…。

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