『シングル・コレクション – ザ・ローリング・ストーンズ』ストーンズとRCA録音の魅力|スタックスとジャック・ニッチェから考える

IMG_8967ローリング・ストーンズを聴き込んでいると、ある時期だけ独特な音の塊に出会います。
それが、1965〜66年に行われた RCAハリウッド録音 の時代。
シングル「The Last Time」「Satisfaction」「Get Off of My Cloud」「19th Nervous Breakdown」「Paint It, Black」…まさに黄金期のヒット曲がここから生まれました。

RCA録音が生んだ“音の塊”

シングル・コレクション(The London Years)を年代順に聴いていくと、「The Last Time」あたりからサウンドの質感が変わります。
RCAハリウッドでの録音は、シンプルに「バンドをまとめて一発で収める」方式。そのため、各楽器の輪郭はクリアに立つのではなく、スタジオの空気の中で互いに溶け合うように響きます。
結果として生まれるのは、乾いた音ではなく、わずかにくすんでいながらも力強い「音の塊」です。
(これを助長したのにRCAのエコー・チェンバーによりところも大きい)
これは弱点ではなく、ストーンズの音楽に漂う倦怠感やブルース的な影を際立たせる武器となりました。

スタックスとの共通点、ソウルへの傾倒

この「音の塊」というサウンドは、メンフィスのスタックス・スタジオの音を彷彿とさせます。
もともと映画館を改装したスタックスでは、低い天井と独特の響きが、楽器の分離よりも巨大な「グルーヴの塊」として音を響かせていました。
オーティス・レディングやブッカーT&MG’sが追求した突き抜ける明快さではなく、肉感的なソウルは、このスタジオが生んだ唯一無二のものです。

ストーンズもまた、RCA録音を味方につけ、ブルースだけでなく深いソウルへの愛情を音楽で表現しました。
特に有名なのが「Satisfaction」です。
この曲の象徴的なギターリフは、実はキース・リチャーズがホーン・セクションで演奏することを想定して作ったものでした。
彼の頭の中では最初から分厚いホーン・サウンドが鳴り響いていたのです。

その証拠に、リリース後すぐにオーティス・レディングがこの曲をカバーし、見事なソウル・アレンジで仕上げています。
また、「一人ぼっちの世界(Get Off of My Cloud)」では、ミック・ジャガーのリード・ボーカルと、キース・リチャーズとビル・ワイマンによる掛け合いがサム&デイヴのようなスタックス的なソウル・デュオを連想させます。

ジャック・ニッチェの影響

この時期のサウンドを語る上で外せないのが、アレンジャー/鍵盤奏者のジャック・ニッチェ。
彼はフィル・スペクターの右腕として知られながらも、ストーンズが元々持っていたブルースやソウルの感性を理解し、それをより引き出す形で貢献しました。

彼の最大の功績は、サウンドに深みと陰影を加えたことです。例えば、「一人ぼっちの世界」ではハープシコードを、「黒くぬれ!(Paint It, Black)」ではオルガンを加え、それまでストーンズになかったサイケデリックでミステリアスな音の世界を作り出しました。ニッチェは、ストーンズが持つロックに必要な荒さを残しつつ、音楽の立体感を増すという絶妙なバランス感覚を発揮しました。

RCA録音とストーンズの進化

RCA録音期は、ストーンズがブルース・バンドから世界的ロック・アイコンへと飛躍した重要な時代です。その要因は、

「RCA特有の音の塊」

「スタックスに共通するソウルへの傾倒」

「ジャック・ニッチェの才能あるアレンジ」

が複合的に作用したことにあると言えるでしょう。

ストーンズRCA録音のまとめ

ローリング・ストーンズのRCA録音期は、ただの過渡期ではありません。
スタックスやスペクターとも比較できるほど個性的なサウンドを作り上げ、バンドの進化を決定づけた重要な時代です。
シングル・コレクションを通して聴けば、その「音の塊」が持つ魔力を改めて体感できるはずです。
ストーンズの魅力を深く掘り下げる上で、避けて通れない録音期と言えるでしょう。
もっとこの時代の音を聞きたいなら、アルバム「アウト・オブ・アワ・ヘッズ」「アフターマス」の二枚は外せません。
これが「レット・イット・ブリード」や「スティッキー・フィンガーズ」へと繋がっていきます。

福岡でレコード・CDを買取します

当店では、ローリング・ストーンズをはじめ、ロック、ソウル、ジャズなど幅広いジャンルの レコード・CDを福岡で買取しています。
またストーンズ・ファンも多く、ディープなストーンズ・トークも楽しいです。
音楽の背景や録音の魅力が大好きな店長が、誠実に査定。大切に集めてきたコレクションを手放す際は、ぜひお気軽にご相談ください。
「レコードやCDを福岡で買取してもらいたいとをお探しの方に、音楽への深い理解とともに安心してお任せいただけるお店を目指しています。

『リアル・ライフ/マガジン』当時、聴けなかったポスト・パンクがネット聞き放題!

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昔ハマったポストパンク熱再び

20年以上前ですが、一時期ポスト・パンクにハマってまして、ポップ・グループ、PIL、初期XTC、ジョイ・ディヴィジョン、テレヴィジョン、クラッシュ、ポリス、初期U2なんかは、時折、今も聞いていますが、その20年以上前は、ネットで音楽が聴けなかったので、CDも福岡ではあまり置いていないので(探せばあったでしょうけど)、雑誌なんかに載ってて、ジャケットを眺めるだけで終わったグループもいっぱいいます。
ワイヤー、ギャング・オブ・フォー、マガジン…。
ただ、「ストーリー・オブ・UKポスト・パンク 1977-1981」などという5枚組のコンピレーションCDがありまして、聞いたこのもない名前のバンドだらけで、このジャンルも奥が深すぎです。
先にあげたU2やポリスなんてポスト・パンクに入らないのかな?
レコードなんて、尚更、店頭でも、買取でも、なかなか見ないです。
阿木譲の「ロック・マガジン」や、初期の「DOLL」、「FOOL’SACD MATE」なんて読んでた人、相当詳しいでしょう。

YouTubeで何気に、沢田研二の「ヴァニティ・ファクトリー」(佐野元春の曲ですね)を観ていたら、同じような曲調で、ハンドポケットで語るようにぶっきらぼうに歌う輩が…「マガジン」です。
ジャケが印象深いのですが、殆ど存在を忘れていて、この映像と音楽が最高で、ファースト・アルバムをサブスクで聞くと凄く良く、CDをすぐに注文しました。

ジョン・マクガフのギター

鋭角的なギターが、PILぽく、またCDやレコードは持っていませんが、一度聞いて印象深いスージー&ザ・バンシーズなんかも彷彿させます。
この3バンドに共通するのは偶然ですが、ジョン・マッギオークが参加してることです。
知らない名前だと思っていたら、ジョン・マクガフのことですね、彼なら知ってます。
やはり、私にとってのポスト・パンクの魅力は、鋭角なギターと、変則的なビート、ダブっぽい音響、それからボーカルでしょう。
このマガジンのボーカリスト、ハワード・ディボートのような「勝手にしやがれ」的な歌い方こそポスト・パンクです。
「格好良さに対して自由な空気感」。
音的にも、見た目的にも黒人ベーシストが入ってるのもツボ。
そう、やはり見た目も重要で、ポスト・パンクの短髪や坊主にしてる人って、凄くかっこいい。
初期XTCのキーボードであるバリー・アンドリュースとか。

このマガジンまだ聞いていないので、当店のオーディオで聞いて何かを感じたら改めて追記します。

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『The Very Best Of Big Joe Turner/ビッグ・ジョー・ターナー』ロックンロールの原液とガラスが割れそうな声がみっしり詰まった2枚組

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サム・テイラーのサックス!

クライド・マクファターがリードをとるドリフターズ「マネー・ハニー」やビッグ・ジョー・ターナーの「シェイク、ラトル&ロール」で爆発するテナー・サックスが、ムード音楽で、日本でも有名なサックス奏者のサム・テイラーだとは知らなかった。
これらの音楽が好きで、随分昔から聞いていて、テイラーがアトランティックのハウスバンド出身だとは知っていたが、改めて30年以上経って、あの休刊日前日の新聞の裏面を飾るムード・ミュージックの巨匠が、エルヴィス・プレスリー程とは言わないが、ロックンロール誕生の重要人物だとは!

アトランティックのジャズは黒い!

私が好きなブルース色が強いビッグ・ジョー・ターナーの1959年作品「Don’t You Make Me Hig」での歌うように吹きまくるテナー・サックスはコールマン・ホーキンスであり、ドラムはチャーリー・パーシップとジャズ・ミュージシャンによる編成で、「Big Joe Rides Again」というタイトルで、アトランティックからジャズ・アルバムとして1000番台でリリースされている。
最近、レイ・チャールズのアトランティック時代のジャズ作品を集めた5枚組のCDを購入したが、やはりアトランティックのジャズは黒い!

オールディーズ・アイドルの元祖?

一方ジャズとは真逆のアイドル・シンガーの前身のような作品もある。
1956年作品「Lipstick, Powder and Paint」は「シェイク、ラトル&ロール」同様ジェシ・ストーン作品で、後のコニー・フランシス、ポール・アンカ、ボビー・ダーリンなどに通じるポップなロックンロールに仕上げている。
それもそのはず、コニー・フランシスのバックを務めたジョージ・バーンズ(ギター)、パナマ・フランシス(ドラム)らが参加しており、これはタイトルも含めコニー・フランシスの「カラーに口紅」の前哨戦ではなかろうか?
さらにコーラスではクッキーズ、そして、これまた見事なテナー・サックスはサム・テイラー!

他にもストレート・アヘッドなブルース「TV Mama」、ジョン・ハモンドによる伝説のコンサート「フロム・スピリチュアル・トゥ・スウィング」の再録音である「Low Down Dog」、これらロックンロールの源となるジャズ、ブルース、R&Bがぎっしり詰まったCDです。

ガラスが割れそうな声

何より凄いのは、書籍「レコーディング・スタジオの伝説」でニューオリンズのコジモ・マタッサのJ&Mスタジオにおける「ハニー・ハッシュ」の録音時に称された「ガラスが割れそうな彼(ビッグ・ジョー・ターナー)の声」である。
ビッグ・ジョーの「フロム・スピリチュアル・トゥ・スウィング」での歌唱を改めて聞いたが、1938年において、既にロックンロールである。
彼の声はアトランティックで十分過ぎるほど堪能できるが、ピート・ジョンソンのブギウギ・ピアノやベイシー楽団のメンバーたちと演った1930年代後半から1940年代の演奏を聞かねばならぬと、彼はロックンロールのかなり重要な人物だと認識した。
やはり1930年代半ばからカンザスシティからのカウント・ベイシーらのジャズ楽団のリフは、ロックンロールのリフであり、ベニー・グッドマン楽団のスイングより、強烈なブラックネスでブルースを感じさせる。
再び流れてきたアトランティック時代の「TV Mama」のブルースを聞くと、ますますそう思う。

黄金時代のカウント・ベイシー

そして、この時代のビッグ・ジョーと並ぶシャウターといえばジミー・ラッシングではと考え、デッカ時代のベイシー楽団のベストを聞いているが、さらに3枚組のCD「黄金時代のカウント・ベイシー」をネットで買ってしまった…。
この「黄金時代のカウント・ベイシー」以前持っていたが、解説が素晴らしく、今、聞いてる「ベスト・オブ・アーリー・イヤーズ」はこの「黄金時代」から選曲された1枚のベストで、これで楽しめるのだが、マニアの性が出てしまった。
「黄金時代」には「アーリー」でカットされたヘレン・ヒュームズという素晴らしい女性ジャズ・ボーカリストが入ってるし、やはりロック、ジャズ、R&B、ブルースを聞く上で、中古レコード店の経営者としては必須だと自分に言い聞かせています(笑)。
買取はマニア、レコード・コレクターの気持ちが分かるアッサンブラージュへ!
CD、レコードぜひ、お売りください!

フェスの起源ジョン・ハモンドのカネーギー

追伸
カネーギー・ホールで1938年と1939年に開催された「フロム・スピリチュアル・トゥ・スウィング」でジョン・ハモンドがベイシー、グッドマン、ターナー、ライオネル・ハンプトン、シスター・ロゼッタ・サープ、ソニー・テリー、ゴールデン・ゲイト・カルテットと呼んで、さらにロバート・ジョンソンを呼ぶ予定だったし、アルバート・アモンズ、ピート・ジョンソン、ミード・ルクス・ルイス、ブギウギ・ピアニストたちはアルフレッド・ライオンを虜にして、ブルーノート設立のきっかけになったりと、ジョン・ハモンドの眼力と行動力と先見の目に脱帽。
レコードは店舗にあるが、個人用にこのCDも頼んでしまった…。

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『モダン・ブルース・ギターの父/T・ボーン・ウォーカー』エレキ・ギターを駆使したブルース・エンターテイナー!

IMG_8389戦前ブルースって差別された黒人による悲しい音楽なのに、凄く力強く生命力あふれている。
元々はメディスン・ショーの旅芸人などで活躍してたブルースマンもいるし、ショーマンシップに長けたブルースマンもいるし、このブルースという音楽、特に戦前ブルースはボーカルとギターのコール&レスポンスで成り立ち、アフリカン・ルーツが一層際立ち、後のジャズやR&Bにも影響与えているが、この最中、1940年代にこれらの要素をより全面に出したブルース・ギタリストが、このT・ボーン・ウォーカーである。
このエンターテインメント溢れるブルース・ギタリストはエレキ・ブルース・ギタリストの第一人者であり、B.B.キングもこの流れにいるが、僕はブルースという枠ではなく、一般的にジャイヴと呼ばれるスリム・ゲイラードなんかに近い気がして、ゲイラードにもハマっている。
ギターを使用した黒人エンターテイナーとしてはアイク・ターナーやミッキー・ベイカーなども思い出すが、T・ボーンはボーカリストとしても一流で、歌い方はルイ・ジョーダンに最も影響を受けたと思う。
しかしながら、彼の魅力は、やはりエレキ・ギターという武器によるところが大きい。
渋いブルースを聞こうと思い、最初にT・ボーン・ウォーカーから入ると「あれ?」ってなるかもしれないが、もちろん渋いブルースも入っているし、ブルース、ジャズ、R&B、ジャンプ、ジャイヴ色々な黒人音楽の要素が詰まったこのCDを「ブルース」という枠に囚われずに、先入観無しに聞いてほしい。

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『ヒート・イズ・オン/アイズレー・ブラザーズ』1975年、来るべきエレクトロニック・ファンクの時代に向かった重要作。

IMG_8342ディープな戦前ブルースのCDばかり聞いていたので、たまにはスッキリ、さわやかな音楽をと思い、手に取ったのが、アイズレー・ブラザーズで、これでも充分ディープですが(笑)
軽快に繰り替えされるファンキーで硬派なビートの「ファイト・ザ・パワー」これが今の気分に最高です!
当時のディスコ・ファンクの先駆けのような延々と繰り替えされるヴォーカルとキーボード(クリス・ジャスパー)をはじめとするリズム隊のコール&レスポンス、まさに戦前ブルースが50年経って発展した姿がここにあります。
ロナルドのボーカルに絡む兄弟たちの煽るようなコーラスはゴスペル的でもあります。
このようなサウンドが現代のヒップホップでサンプリングされたりDJでプレイされたりと、さらなる次の世代まで生き続けています。
ブルース誕生から100年以上、ルーツであるアフリカの血が現代まで延々と続いているのです。
これ以前ロッキン・ファンク的だったアイズレーですが、この1975年作品はクリス・ジャスパーのキーボードがメインで、アーニー・アイズレーがタイトなドラムを叩き、来るべきエレクトロニック・ファンクを感じせます。
この硬質なファンクにアーニー・アイズレーのジミヘン流ギターが凄く活きます。
得意なバラードも、キャロル・キングやシールズ&クロフツのカバーなど、白人ポップスのカバー等のフォーキー・ソウルな感じから、後の「ビトゥイーン・ザ・シーツ」ふうのまろやかなメロウなサウンドに変わってきています。
このCDではボーナス・トラックとして「ファイト・ザ・パワー」のライヴ・バージョンが収録されており、忘れもしない1998年の福岡の来日公演も、確かこんな感じで、客と大盛り上がって終わったような気がしますが、最後の曲は「ツイスト&シャウト」だったような。

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『モントレー・ポップ・フェスティバル』1967年におけるロックの才能を集めた恐るべきルー・アドラーの手腕。

IMG_8317最近聞いてたスウィング・ジャズやら、サヴォイ・ボール・ルームやコットン・クラブでのR&B楽団にジャズ楽団など、ブームが起こる際は、仕掛け人やら商売人が関わっていることを改めて実感し、自分も主催イベントやったことで、裏方の重要さを認識したところでしたが、今日、お客さんが視聴コーナーで、ルー・アドラー主催の「モントレー・ポップ・フェスティバル」を聞いてたのですが、1967年、それまで手がけていたジャン&ディーンなどのサーフィン・ミュージックから、いきなりフラワー・ムーヴメントのメンバーを抜け目なく集めたアドラーの存在は、そんじょそこらのロック・シンガーなんかより、ずっとスケールのデカさ、大物感が漂います。

ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリックス、オーティス・レディング、サイモン&ガーファンクル、クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィス、バターフィールド・ブルース・バンド、バーズ、ローラ・ニーロ、ジェファーソン・エアプレイン、アソシエイション、バッファロー・スプリングフィールド、グレイトフル・デッド、ザ・フー、ママス&パパス、アニマルズ、etc、よくぞここまで集めたものです。

最近聞いてるカントリー・ブルースやデルタ・ブルースなど才能がここぞとばかり集中して集まる時期があるのですが、西海岸をメインにした1967年、ここまで中心的なロック・バンドやロック・ミュージシャンをずらり揃えた「モントレー・ポップ・フェスティバル」、いわば、チャーリー・パットン、ブラインド・レモン・ジェファーソン、ブラインド・ブレイク、サン・ハウス、ブラインド・ウィリー・マクテル、スキップ・ジェイムス、ロバート・ジョンソンなんかを一堂に集めたようなもので、そのアドラーのプロデュース能力と人間力、恐るべきです。

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『The Rough Guide To Country Blues Vol.1&2』〜戦前のカントリー・ブルースのブルースマンが、この2枚のCDで49人登場!

IMG_8313僕が小さいころ「ウルトラマン怪獣大百科」とか「プロレス大百科」とか読んで、見たことのない怪獣や外国人レスラーに思いを馳せた気持ちにさせる、戦前のカントリー・ブルースのブルースマンがこの2枚のCDで49人登場する。
それと昨年、お亡くなりになられた小出斉さんの「ブルースCDガイド・ブック」の戦前ブルースの項と、昨年の12月に発売された「ブルース&ソウル・レコーズno.180 特集 戦前ブルースの世界」を読むと、そこには幼少の頃見たウルトラ怪獣や、凶悪レスラーのような感じでブルースマンが載っていて(失礼、良い意味で)、とても楽しい。
それぞれのブルースマンの個性、出身地、時代、スタイルなど、まさに音楽界の怪獣・怪人が集まっている。

ブルースの本質はもちろん、当時の深刻な黒人差別の問題など社会と切り離すことはできないが、流れてくる音楽だけを取り上げて、難しいことは考えずに、ブルースをとりあえず浴びるように聞いている。

アメリカの田舎で演奏されたこれらの音楽は、1920年代当時、都会で流れていたフレッチャー・ヘンダーソン、ルイ・アームストロング、キング・オリヴァー、ジョニー・ドッズなどのジャズ・ミュージシャンにどれほど影響を与えていたのかは分からないが、彼らジャズ・ミュージシャンがベッシー・スミスやママ・レイニーなどのバックで演奏ができたのは、やはり、同じ黒人であり、ブルース魂があったからこそであり、その後、これらのジャズ楽団がR&Bやモダン・ジャズを形成していくうえで、無くてはならないものであり、その先にある現代のロック、ジャズ、ヒップホップ、ソウルなどに脈々と流れている。
だからこそ、そのブルースが抜け落ちてる現代のロックになかなかハマれない。
もちろん現代でも無意識にブルースがあるバンドやミュージシャン、ブルースだけでない何かしらの優れた音楽的要素で、面白い音楽を作り出しているが、その数が少なくなってるのは時代であり、ビートルズ以降の音楽がメインの現在では致したがない。

それぞれの好みだが、2025年に出された新譜のレコードと、1920~30年代に録音されたカントリー・ブルース、今まであまり熱心に聞いていなかった音楽が、サブスクでどっちも聞けるとなると、僕はカントリー・ブルースを選んでいます。
もちろん、現代のR&Bやヒップホップ、ロック、DTMなどに面白いものがあれば、そちらに飛びつくこともありえます。
とりあえず、私は今カントリー・ブルースに初期衝動を感じています!
あっ!今回は「今日の一枚」ではなく「今日の二枚」だった(笑)

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『RCAブルースの古典』〜ブルースからロックへの道、1920年代から1950年代のブルース研究のためのCDや書籍を紹介。

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ブルースからロックへの道

1920年代から1950年代の「ジャズからR&B〜ロックへの道」の研究もひとまず終わり、続いて「ブルースからロックへの道」の研究に入る予定ですが、とりあえず、個々のミュージシャンのCDは沢山もってまして、それを聞くのもありなのですが、カントリー・ブルース、デルタ・ブルース、シカゴ・ブルースなどはシングル・レコードがメインであり、またこれらの単体ミュージシャンの曲をずっと聞くのもさすがにキツく、オムニバスCDを揃えることにしました。
オムニバスやサブスクのミックス・リストが良いのは、それぞれの歌手の個性が見えてくるところ。
今回YouTubeの「戦前ブルース・ミックス」でロバート・ジョンソンがロック・ミュージシャン、エリック・クラプトンやローリング・ストーンズに影響を与えたかが本当に良く分かりました。

揃えたブルースのCDや書籍を紹介致します

とりあえず、今手元にある戦前ブルースからB.B.キングやチェス・レコードなどまでのエレクトリック・ブルース初期までを網羅できるCDや書籍です。

CD
「The Rough Guide to Country Blues」
「The Rough Guide To Unsung Heroes Of Country Blues Vol. 2」
「The Essential Recordings Of Mississippi Delta Blues」
「RCAブルースの古典」
「シカゴ・ブルースの25年」
「Hoochie Coochie Man the Chess Story」
「Electric Blues」

書籍
「ザ・ブルース・ブック vol.2/ローレンス コーン」
「ブルース&ソウルレコーズ 2024年12月号 No.180 戦前ブルースの世界」
「黒人ブルースの現代/三井徹」
「ロックに棲むブルース/ピーター・ギュラルニック」
「ブルースCDガイド・ブック/小出斉」

何よりもカントリー・ブルースとデルタ・ブルースにハマっているので、しばらくはこの辺で。
先日まで、1920年から30年代の「都会」の黒人ジャズ楽団、発展していったR&Bの楽団を、徹底して聞き込んでいたので、同時代に「田舎」でやってるブルース・マンたちが、これらのジャズやR&B楽団と同じレベルで、たった「ひとり」でやってる驚き、リズム感、ギターの技術、ボーカルの上手さ、天才、化け物じゃないかと思います。
彼らたちの素朴なブルースが、どのように発展していき、どのような社会的立場で、どのような売れ方をして、ロックンロールに影響を与えていったのか、今後、とても楽しみです。

ぜひ、ブルース、ジャズ、R&B好きな方、レコードやCDを買いに、売りに来て、お話しましょう!

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『メモリーズ~‘68 カムバック・スペシャル/エルヴィス・プレスリー』〜元祖アンプラグド的な『シットダウン・ショー』の魅力。

IMG_82471月12日の当店の20周年イベントで、急遽プロのギタリストと弾き語りで、エルヴィス・プレスリーの「明日への願い」を歌うこととなり「歌ったらどう?」という誘いを受けた際、恥をかきたくないプレッシャーと、絶対、酒が入ったら歌いたくなる気持ちの間で、毎日がプレッシャー(笑)そんなこんなで、毎日聴いてるCDがこの「NBC-TVスペシャル」です。
昔はボーンズ・ハウのソウルフルで派手なアレンジによる「スタンドアップ・ショー」の方が好きでしたが、だんだんと聴いていくうちに旧友たちとのアンプラグド的な「シットダウン・ショー」の渋さに惹かれています。
ザ・バンドのロビー・ロバートソンも先日公開されたNetflixの「リターン・オブ・ザ・キング: エルヴィス・プレスリー」において、サン時代の「お前が欲しくて」に感動したり(実際のテレビ番組では放映されていないので、DVDやCDで観たのだろうか?)、個人的には、これも放映されてはいないが、YouTubeやDVDで観れる「ベイビー・ホワット・ユー・ウォント・ミー・トゥ・ドゥ」のリハーサル。
ギターを弾きまくるエルヴィスの渋格好良さ、これが最高である。
足を踏み鳴らし、叫び、ニヤけながら、歌は最小限だが、旧友たちと掛け合い、これがプレスリー最後で最高のブルースではないか?
この曲は写真にあげた2枚組の「メモリーズ~‘68 カムバック・スペシャル」のディスク2に収録されている。
ちなみに「お前が欲しくて」もこの2枚組には収録されています。
この2枚目はファースト・シット・ダウン・ショーで、以前、出てたCD「タイガー・マン」はセカンド・シット・ダウン・ショーを収録している。
「タイガー・マン」持ってたけ?探してみよう、再度購入して実はあった「コレクターあるある」にならないよう(笑)
Wikipediaでによると、かの音楽評論家グリル・マーカスも著書「ミステリー・トレイン」で「彼の音楽の歴史上最高の作品だ。もし血を流す音楽があるとするなら間違いなくそれはこの作品のことである」と述べている。
名著「ミステリー・トレイン」欲しいけど、中古でも高いです。
4枚組の「68カムバック・スペシャル・ボックス~40周年記念エディション」も欲しいですが、DVDの3枚組デラックス・エディション持ってるし、今日は雪が積もってるので、DVDを自宅鑑賞しようかと思います。

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『クリスマス・アルバム/ビーチ・ボーイズ』~アメリカを代表するロック・バンドだと自負しているかのような作品。

IMG_8191やはりこの陽気で能天気なクリスマス・アルバムを聴くと、乾いたロックンロールの軽みと、西海岸の美しい景色が見えてきて、ヨーロッパのロック・グループでは作れないだろうなぁと思ってしまいます。
「ペット・サウンズ」に模倣はいっぱいいるけど「クリスマス・アルバム」は作らない、作ってしまい良作となるビーチ・ボーイズはアメリカを代表するロック・バンドだと自負しているかのようです。
ハル・ブレインのドラムが華やかなサウンドの中でも力強く、かつて山下達郎が「私の好きなクリスマス・アルバムはビーチ・ボーイズ、ベンチャーズ、フィル・スペクターで、フォー・シーズンズのクリスマス・アルバムはロックンロールではないので入らない」みたいな趣向で話してたと思います。

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