福岡市早良区や福岡市西区からレコードとCD買取
福岡市早良区や福岡市西区から、
王道ロックのレコードやCDの持ち込み買取がありました。
いまだに最先端の音に響かせる
ローリング・ストーンズの「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」のCMが流れる中、
YouTube動画で流れてきたのは、佐山サトル──初代タイガーマスク──の驚愕の試合映像。
思ったんです。
格闘技も音楽も、どちらも“肉体的アート”の究極だ。
今回は、50年格闘技を観てきた中で、心を動かされた
4人の格闘家を通して、
音楽との共通点を書いてみました。
モハメド・アリ──軽く出した拳が世界を変えた
リストンとの一戦。
“ちょこん”と出したカウンターで世界が変わった。
強く打ったわけでも、力任せでもない。
ただ自然に動いた一瞬の反射。
それでリストンが崩れ落ちた。
モハメド・アリは何かを演出したわけではない。
計算も誇張もない。
だが結果は歴史の構図になった。
軽く出した一撃が、世界を動かした。
これこそ、持って生まれた天才性だ。
キンシャサの試合でも同じ。
ロープにもたれ、殴られ続け、限界寸前。
それでも最後の一撃で世界をひっくり返した。
運が良かったのか。
そう思うほど、あの逆転劇は現実離れしていた。
努力や理屈を超えた、“生きるリズム”がそこにあった。
アントニオ猪木──闘いがアートに変わる瞬間
アントニオ猪木の延髄斬り。
反転の角度、足の軌道、倒れる相手との距離。
その一瞬を切り取ると、アートの構図になる。
白黒で見ると、さらに美しい。
彼は闘いの中に「形」を作った。
勝敗よりも瞬間の構図を信じた人。
リング上で、生き方そのものを見せた。
佐山サトル──失敗しない天才、美しきダンディズム
佐山には“失敗”という言葉がない。
どんな場面でも整っていて、動きが美しく決まる。
闘いを構造として組み立てた、静かなエンターテイナーだった。
完璧の中に情熱があり、冷静の中に熱があった。
アーネスト・ホースト──リズムと静寂を支配する男
アーネスト・ホーストの連打は音楽のようだった。
上半身と下半身が別の拍で動くのに、全体は調和している。
まさにアフリカ音楽のポリリズムそのもの。
力ではなく構造。
派手さではなく、流れと間合いの美。
見るたびに“リズムの芸術”を感じさせた。
最後に──4人の闘いを音楽にたとえるなら
あえて例えるなら、
モハメド・アリはビートルズ。
闘いの構図をビートルズのように先鋭的に動かし、
ジョン・レノンのように世界そのものを鳴らし続けた。
アントニオ猪木はローリング・ストーンズ。
闘いの美学を追求し、
その生き方自体が死ぬまでロックだった。
佐山サトルはエリック・クラプトン。
完璧さの中に情熱を閉じ込めた、美しさのダンディズム。
アーネスト・ホーストは、
ユッスー・ンドゥールのようにポリリズムを操り、
サリフ・ケイタのように静寂の中で世界を劈く。
格闘技と音楽、偶然が劇になる瞬間
偶然が劇になる。
それは、格闘でも音楽でも同じこと。
本気で生きた瞬間、偶然が形となり、美しさになる。
その“アーティスト冥利に尽きる瞬間”が、
レコードや映像として刻まれている。
私たちは今、その軌跡を体感できる幸せを噛みしめている。
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