文字起こし的なものが簡単にできる世の中になりました。
今回のYouTubeを文章でまとめて見ました。
さっと内容を知りたい方は下記をお読みください。
ブームの陰で再評価されるべきCDの音質
近年、レコードブームが再燃していますが、福岡の中古レコード店の店主である私は「今こそ、良いオーディオで良いCDを聴くべきだ」と提言します。レコードよりも安価で、高音質な音源が隠れているCDの世界の魅力と、その音質を最大限に引き出すオーディオの重要性について解説します。
鍵はマスタリング・エンジニア!
ベニー・カーターの『Jazz Profile』CDを例に挙げ、その音質の良さを紹介します。このCDには、名マスタリング・エンジニアであるロン・マクマスターの仕事が光っています。
• ロン・マクマスターの特徴
• ブルーノートのバン・ゲルダーがアタックの強い音作りをするのに対し、マクマスターは**「アナログ感を残した、柔らかく包み込むような音」**が特徴です。
• 特にB&Wのスピーカー(ブックシェルフ型)で聴くと、輪郭がしっかりしつつ柔らかい、広がりのある美しい音像が楽しめるそうです。
• マクマスターが手掛けた名盤
• 90年代初期に発売されたビーチ・ボーイズのCDシリーズ(山下達郎氏も音質の良さを評価したと言われる)。
• キャピトルタワーで録音されたナット・キング・コールの『恋こそすべて』。
• マイルス・デイヴィス**『クールの誕生(1998年リマスター)』**などのキャピトル音源。
廉価CDエコノミーインダストリー盤を見逃すな
音質を求める上で、意外な掘り出し物として紹介されたのが、かつてホームセンターなどで見かけた**「エコノミー・インダストリー盤」**と呼ばれる廉価版CDです。
• 特徴:
• レッド・ツェッペリンやローリング・ストーンズなどの有名どころが、ギラギラしたパッケージで安価に販売されていたもの。
• これらはデジタルのリマスターをほとんどしておらず、**アナログ音源の「生の感触」**が強く残っているため、非常に音質が良いと評価されています。
• 中古市場では100円程度で手に入ることもあり、コスパの高い高音質音源です。
レコードvsCD最高のオーディオ体験は?
現在のレコードブームに対する自身の考えを述べ、リスニング環境への投資を推奨しています。
• 「安価なレコードプレーヤー」+「高価なオリジナル盤」よりも…
• 1万円程度の安価なレコードプレーヤーで高額なオリジナルレコードを聴くよりも、オーディオに投資する方が賢明です。
• 具体的な目安として、20〜30万円程度のオーディオセット(アンプ、スピーカー、CDプレーヤーなど)を組むことを推奨しています。
• CDの最大の魅力:安さと音の良さ
• 現在、良質な中古CDは500円程度で手に入ります。
• 良いオーディオ環境さえ整えれば、これらの安価なCDから非常に豊かな音を引き出すことが可能です。
• 特にスピーカーが音の印象を大きく左右するため、ぜひ専門店などで様々なスピーカーを試聴して、自分の好みに合ったものを選ぶべきだ、と結んでいます。
まとめ
レコードブームの今だからこそ、中古で安く手に入るCDの中には、ロン・マクマスターが手掛けたような素晴らしいマスタリングや、アナログの良さが残る「エコノミー・インダストリー盤」など、音質の良い掘り出し物が多く眠っています。
少しオーディオに投資して環境を整えれば、これらのCDによってレコードに負けない、あるいはそれ以上の高音質な音楽体験を手軽に楽しめるでしょう。
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