コルトレーンを聴いて思い出した以前のブログの改訂版です。
今回はブライアン・ウィルソンや山下達郎との関わりに焦点を当て、文化的な視点を加えてまとめ直しました。
福岡市の店頭でジャズやロックのレコードの持ち込み買取があり、お客様との会話を通じて音楽談義が広がったこともきっかけとなっています。
昔は軽い感じでブログ書いてましたので薄い内容です(笑)
ブライアン・ウィルソンからコルトレーンへ
最近はジョン・コルトレーンに聴き入っています。
きっかけは意外にもブライアン・ウィルソン。ビーチ・ボーイズを聴いていた流れで自然にコルトレーンへと向かいました。
どちらもサウンド作りに神がかり的な集中力を持ち、一本筋の通った「求道型」の音楽家だと感じます。
山下達郎とフリー・ジャズの感覚
山下達郎がかつてビーチ・ボーイズについて「スマイリー・スマイルにはフリー・ジャズ的な感覚がある」と語っていました。
達郎自身もアルバート・アイラーなどフリー・ジャズに触れており、その影響は音楽観にもにじんでいます。
コルトレーンのスピリチュアルで不器用なまでに真っ直ぐな姿勢にも、同じ匂いを感じて惹かれたのではないでしょうか。
求道型の音楽家たち
ブライアン・ウィルソンとコルトレーン。
ジャンルは違っても、ともに極限まで音を追い求め、自らをすり減らしていった点で似ています。
山下達郎の音楽に漂う儚さやマニアックさも、若い頃にジャズ喫茶でそうした求道型の音楽に触れた経験が根底にあるように思えます。
再評価の90年代とサブカルチャー性
90年代にビーチ・ボーイズ『ペット・サウンズ』や幻の『スマイル』が再評価された時期は、フリー・ジャズやスピリチュアル・ジャズが再び注目された時代でもありました。
山下達郎がメジャーな存在でありながらコアなアングラファンを抱えるのは、こうしたサブカルチャー的な要素が音楽に内包されているからかもしれません。
私自身も、主流と地下文化が交錯するその魅力に惹かれ続けています。
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コルトレーンをブラック・ミュージックの文脈でとらえ、生誕100年と「マイ・フェイヴァリット・シングス」を中心に語った記事はこちら。
➡ ブラック・ミュージックとしてのコルトレーン