福岡でレコード買取 ― 鳴りで味わうエルヴィス、サッチモ、ストーンズの魅力+ジャズの一枚

IMG_9020こんにちは。福岡で中古レコード・CDの買取をしているレコード店長です。
「レコード 買取 福岡」で探して来られる方へ、今日は査定の話ではなく、僕自身がレコードを聴いてリアルに響いた体験を書いてみます。
タイトルに連ねた三組に加え、昨日、店舗でまとめて聞いたブルーノートのジャズCDの中から特に響いた一枚も加えました。

サッチモとエルヴィス、そしてストーンズ

僕自身、数えきれないほどのレコードを聴いてきましたが、心の底から「別格だ」と感じるのはルイ・アームストロング(サッチモ)とエルヴィス・プレスリーです。

サッチモの1928年のソロを初めてじっくり聴いたとき、同時代の誰とも比べものにならない異次元さに圧倒されました。
テクニックを超えた“音楽そのものの力”が吹き出していて、100年経っても最高だと思える演奏です。

一方でエルヴィス。
初期のサン録音以外はロック史的に軽視されることも多いですが、僕にとっては 声そのものがロックの根源だと感じます。
ゴスペルの熱さも、ソウルの切実さも、すべてを飲み込んで「雄叫び」ひとつで音楽をロックへと押し上げてしまう。
演奏やアレンジも素晴らしいのですが、やっぱり最後はエルヴィスの声そのものに力がある。

アメリカの音楽を基準にすれば、この二人はまさに巨人。
そしてイギリスにはもちろんビートルズもいますが、今なお現役で鳴りを響かせ続けているストーンズこそ特別に重要だと感じます。

サッチモとエルヴィス、そしてストーンズ。
僕にとっては、音で勝負して勝ち続けた象徴的な存在です。

それではここから、実際にレコードを聴く中で、音の鳴りが心に響いた体験をいくつか紹介したいと思います。

エルヴィス・プレスリー『In the Ghetto』

『オン・ステージ(On Stage, 1970)』での「In the Ghetto」は、全体としてシリアスに静かに歌い上げられています。
しかし最後の雄叫びには、強いメッセージとロックの魂を感じました。
バックは終始シリアスさを保ちながらも、声の迫力を受け止めてピリッと引き締まり、演奏全体が力強い表現となっていました。

「エルヴィスの仲間たち」フロイド・クレイマー

〜一音で泣かせるピアノ〜
エルヴィスのナッシュビル録音での数々の名演でも有名なピアニストです。
コニー・フランシスの「Second Hand Love」を聴いたとき、出だしのピアノに心を掴まれました。
フロイド・クレイマー独特のスリップ・ノート奏法で、音をわずかに滑らせることで“泣き”を生み出す。
ほんの数秒で曲全体の情感を決定づける、シンプルなのに強烈な響きでした。

この曲の作曲はフィル・スペクター。
曲そのものがとてもシンプルだからこそ、ふわっとしたコニー節が自然に映える。
そこにクレイマーのピアノが寄り添うことで、シンプルさの中に深い表情が生まれているのだと思います。

「エルヴィスの仲間たち」デヴィッド・ブリッグス

〜歌声に寄り添い伴走するピアノ〜
エルヴィス晩年の「Danny Boy」を聴いたとき、デヴィッド・ブリッグスのピアノに胸を打たれました。
派手ではなく、歌声に寄り添うように和音を置いていく。
それは伴奏というより、エルヴィスの声と並んで伴走する音。

弱った声を支えるのではなく、同じ方向を見て一緒に歩くように鳴っている。
また、1966年録音の「Love Letters」でも、彼の繊細でクラシカルなタッチが成熟期のエルヴィスの声と美しく響き合っていました。
ブリッグスのピアノは、歌声の横で優しく伴走する楽器なのだと思います。

ローリング・ストーンズ『Jumpin’ Jack Flash』

『Love You Live』を大音量で聴いたとき、改めてストーンズの凄さを思い知らされました。
ギターは転がり、ボーカルは突っ走り、ドラムは全員を引き戻す。
普通なら崩壊しそうなのに、最後にはロックンロールとして成立してしまう。
混沌の中に秩序が立ち上がる――これがストーンズの鳴りだと実感しました。

ジャズからの一枚 ― デューク・ピアソン『Profile』

そして、昨日、多くのブルーノート・ジャズを聴く中で、『Profile』が強く残りました。
ピアノの一音一音にブルース感覚が宿り、ベースやドラムとの絡みで重みが増していく。
ジャズはソロの妙に惹かれることもあれば、アンサンブル全体に心を打たれることもある。
この作品では特に、アンサンブルの呼吸が響いてきました。

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僕自身が日々レコードを聴き、その鳴りに耳を傾けています。
だからこそ、レコードの音楽を大切に扱います。
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