中古レコード店が抱える「5つの悩み」
アップしたYouTubeを文字起こししました。
ぜひ、動画でも文章でもご参考に。
こんにちは。福岡の中古レコード・CD買取店「アッサンブラージュ」です。
昨今のレコードブームで、アナログ盤に注目が集まるのは嬉しい限りですが、実は現場のショップ店員としては、ブーム以降ならではの「切実な悩み」も増えています。
今回は、ショップの裏側から見える「今、中古レコード市場で起きているリアルな変化」を5つのポイントに分けてお話しします。
1. ジャズの定番盤が「飽和状態」で売れない
かつては「出せば売れる」と言われたジャズの定番タイトル。特にブルーノート系やバド・パウエル、フィニアス・ニューボーン・Jr.といったピアノトリオの名盤が、実は今、市場に溢れかえっています。
• 現状: 業者や扱う店が増えすぎたため、飽和状態に。
• 悩み: 以前なら高値で動いていたような盤も、今では500円程度でもなかなか売れ残ってしまう「微妙なポジション」になってしまいました。
2. 「レア盤」への期待値と現実のギャップ
「ビートルズやピンク・フロイドなら何でも高いはず!」と持ち込まれるお客様が増えています。しかし、ここには大きな落とし穴があります。
• 現状: メディアで「10万円の価値!」と紹介されるのは、あくまで「初回盤」「帯付き」「極美品」といった条件が揃ったものだけです。
• 悩み: 実際に持ち込まれるのはジャケットがボロボロの盤も多く、査定額が200円ほどになることも。お客様の期待値とのギャップを埋める説明に、日々苦慮しています。
3. 世代交代による「和製カバーポップス」の需要減
10年〜20年前までは人気だった、50年代末〜60年代初期の「和製カバーポップス」。残念ながら、このジャンルを熱心に収集されていた層(現在70代以上)が購入を控えるようになり、需要が落ちています。
• 例外もアリ: ただし、弘田三枝子さんのようにリズムが面白いものや、ラテン・キラーな楽曲は、今の若いDJ界隈でも評価が高く、今でもしっかり動きます。
4. かつての「お洒落音楽」が低迷中
90年代の渋谷系ムーブメントなどで盛り上がった、サントラ、フレンチ、ソフトロック、A&Mレーベルなどのジャンル。
• 現状: フェリーニの映画サントラ(ニーノ・ロータ)やコンピレーション盤など、かつてはお洒落の代名詞だった盤が、今は値段を下げてもなかなか手に取ってもらえません。
• 本音: 私自身も好きなジャンルなだけに、査定で安く付けざるを得ないのは非常に心苦しいものです。
5. 「高いもの」と「安いもの」の逆転現象
世間一般のイメージと、実際の市場価値が真逆になっているケースが多々あります。
• 売れないもの: 豪華な箱入りの「フォーク大全集」や「クラシック全集」。これらは重厚感がありますが、現在はほとんど買い手がつきません。
• 意外と高いもの: 逆にお客様が「こんなの売れるの?」と捨ててしまいがちな、90年代のヴィジュアル系(SHAZNAなど)の限定アナログ盤などは、希少性から意外な高値がつくこともあります。
まとめ
レコードブームとはいえ、市場のニーズは常に変化しています。「昔高かったから」「有名だから」という基準だけでなく、今の時代の空気感で価値が決まるのが中古レコードの面白いところであり、難しいところでもあります。
福岡のアッサンブラージュでは、こうした市場の動向を踏まえ、一枚一枚丁寧に査定を行っています。眠っているレコードやCDがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
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国内盤、輸入盤問わず、ジャズ、ロック、ソウル、ブルース、R&B、ワールド・ミュージック、日本の音楽などのレコード、CD、買取、出張買取、店頭(持ち込み買取)、宅配買取致します。
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