福岡市早良区と城南区、久留米市レコード買取
福岡市早良区、福岡市城南区、福岡県久留米市からロックや和モノのレコードの持ち込み買取(店頭買取)がありました。
6月になると、急に買取が減ります。
5月はゴールデン・ウィークで、時間に余裕ができ、整理する暇ができて、レコードやCDを片付けしようとなるのでしょうか。
これからの季節、雨や暑さで片付けするのが億劫になるし、連休もないので、仕事も忙しくもなります。
また、ボーナスも出る頃ですし、皆さんお金に余裕があるのでしょうか。
今すぐレコードやCDを売ってお金にする必要性もないのかな?
先を行き過ぎた「ウォール・オブ・サウンド」
そんなにボヤいでも仕方ないですが、長嶋茂雄、ブライアン・ウィルソン、スライ・ストーンなどが亡くなり、昨日、増位山太志郎も亡くなってしまい、私が幼き頃の人気者が次々亡くなっていくと、私自身も年を取ったと実感します。
そんな感じで、元気もなく、ビーチ・ボーイズのサーフィン・サウンド聞いてもウキウキしないし、一時期ハマっていたマンボもちょっと疲れるし、そんな感じだとやはり、レイドバックした音楽が聞きたくなります。
本日はエリック・クラプトン、デレク&ザ・ドミノス、ジョージ・ハリスンなんか聞こうかなと思っております。
でもジョージ・ハリスンと書くとフィル・スペクターも聞きたくなりますね。
ロネッツやクリスタルズの曲って、あの「ウォール・オブ・サウンド」のせいで、ウキウキするというより、当時のオールディーズのもう一つ新しい世代、それこそクラプトンがアメリカに行った時代やビートルズが解散した頃の音を彷彿させるのです。
大人数による音の塊がブルース・ロック並みで、ガチャガチャした音響、音の厚み、歪みが、60年代後半のロックと遜色なく聞こえます。
ハル・ブレインの叩き出すドラムはウキウキを通り越して、まるでオーティス・レディングのスタックス録音でのアル・ジャクソンや、ジョン・ボーナムのドラムのレッド・ツェッペリンのようです。
多すぎる演奏者、スペクターはマイクを各々の前にそれぞれおいて、ギターの音が自分のマイク以外も録音されることにより、音が歪んだり、ノイズを起こしたりして、音がダーティーに聞こえます。
ハード・ロックの迫力を持つオールディーズです。
あまりのど迫力に度肝を抜かれます。
そして、その耳をつんざくような音こそスペクターがスタジオで聞いた音で、彼が望んだ音であります。
スペクターのレコードやCDはできるだけボリュームを上げて聞きましょう。
スペクターのコントロール・ブース擬似体験ができますよ!
エンジニアのラリー・レヴィンは「ジッパ・ディー・ドゥー・ダー」のレコーディングのリハーサルで、あまりの大音量の歪んだサウンドに「こんなものを録音できるか」とマイクを全部オフにしたと。
スペクターは怒り、そのサウンドが求めた音であり、本番ではビリー・ストレンジのギター・ソロがアンプの音の生きたマイクが全部拾い、あのファンキーなヘヴィメタルのようなギターになったのです。
ジョージハリスン「オールシングスマストパス」
その後、デレク&ザ・ドミノスもジョージもビートルズの「レット・イット・ビー」もフィル・スペクター絡んでいるんですよ。
やはり、先を行っていた人物ですね。
ジョージ・ハリスンの「オール・シングス・マスト・パス」今聞いてますが、コーラス、エコー、オーバー・ダビングによる音の厚みが「ウォール・オブ・サウンド」していますね。
レコードでは3枚目にあたるジャム・セッションでも音の歪みと厚みがスペクターしてますし(実際のこのジャムにスペクター関わってるか分かりませんが)。
ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンはこのスペクター・サウンドで「ビーチ・ボーイズ・トゥデイ」を作りあげています。
さらにスペクターの手法を使いながら、R&B的でなく、内省的なシンガー・ソングライター的なものに仕上げたのが「ペット・サウンズ」です。
ブライアンだけでなく、元ビートルズのジョンやジョージ、さらにフィルの片腕ジャック・ニッチェにアレンジを頼んだローリング・ストーンズなど、皆、フィル・スペクターの才能に魅かれたのでしょう。
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