福岡市西区で最短距離のジャズのレコードCD買取
当店舗への持ち込み買取や出張買取は、
福岡市西区、福岡市早良区、福岡市城南区、福岡市南区、糸島市、春日市、大野城市と福岡市都市高速の南から西への流れに沿うお客さんが多いですが、
昨日は福岡市西区の我が家から半径50メートル以内で、BLUE NOTE、ソニー・ロリズン、ジョン・コルトレーンなどのレコードがダンボール一箱、
和モノのフュージョンのCDをダンボール一箱の出張買取に行ってきました。
まさか、こんな家の近くで、これほどのジャズ・レコードやCDが眠っているとは…今までで最も最短距離の出張買取でした!
こんな近くもあれば、福岡県外での出張買取で、佐賀県、長崎県、大分県などにレコードやCDを出張買取に行くこともあります。
その時にはカーステレオで音楽を聞きますが、その際に衝撃を受けた音楽について書きたいと思います。
出張買取で移動中流れたきた宇多田ヒカル
カーステレオで偶然、宇多田ヒカル「Automatic」が流れてきた。
25年前の曲なのに、まったく古く聞こえない。
それどころか、今の曲よりも生々しく、身体に触れてくる。
なぜ古くならないのか。
それはアレンジでも、音色でもなく、
歌がデジタルをコントロールしているからだと思った。
普通は逆だ。
時代のビートに歌や演奏が飲み込まれ、数年で「古い音」になる。
だが「Automatic」は違う。
シンプルで強いデジタルビートの上で、
宇多田ヒカルの声が自由に呼吸し、揺れ、間を支配している。
歌が主で、音は従っている。
この構造は、R&Bであり、同時にブルースだ。
歌が先に立つ音楽は、いつも少しおかしい
ブルースを初めて聴いたとき、
「なんだかおかしな音楽だ」と感じた人は多いはずだ。
リズムにきっちり乗っていない。
節も拍も、気ままに伸び縮みする。
でも、なぜか全部が成立している。
サン・ハウス、オーティス・レディング、エルヴィス。
彼らはリズムに合わせて歌っていない。
歌が先にあり、演奏が後から追いかけてくる。
宇多田ヒカルも同じことを、
生演奏ではなくデジタルビートでやっている。
だから「Automatic」や「First Love」は、
ポップスなのにどこか不安定で、
無垢なのにエロティックで、
今聴いても説明しきれない違和感を残す。
エロティシズムの正体は「吐息」と「余白」
宇多田ヒカルのエロティシズムは、
声を張ることでも、フェイクでもない。
メロディの音符が切れた後、
その余白に流れ込む吐息。
語尾が消える瞬間の、ぎりぎりのコントロール。
ここにすべてがある。
これはカラオケ的な「上手さ」とは真逆だ。
節を揃えない勇気、
拍に寄せない判断、
呼吸そのものを音楽にしてしまう感覚。
15歳でこれをやっていた事実に、
今さらながら唖然とする。
「First Love」は、ブルースであり、ポップスの奇跡
「First Love」を通して聴くと、
構造上、ブルースやロックとは根本的に違う自由さを感じる。
無垢とエロティシズムが同時に存在し、
計算と衝動が同じ場所にある。
この生々しさは、
デルタ・ブルースや若い頃のエルヴィスと同質だ。
だから今も色褪せない。
だから説明しづらい。
だから「天才」という一言で片づけられてしまう。
でも、本当はこう言いたい。
歌がビートを支配している。
それが、この音楽の普遍性だ。
福岡のレコード・CD買取致します
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