福岡県那珂川市から山下達郎レコード買取
今日も福岡の当店アッサンブラージュでは、山下達郎のレコードが売れて、買取もありました。
そんな流れで久しぶりに『ムーングロウ』を聴き返し、90年代の記憶が一気に蘇ってきました。
ムーングロウがくれた記憶
『ムーングロウ』は、AORというよりシカゴ・ソウルの感触が強い作品だと思う。
『レイニー・ウォーク』のリズム感や、細野晴臣・高橋ユキヒロのリズム隊の質感は、明らかにソウル/ファンクの文脈にある。
それでも当時は、達郎もまりやも「ニューミュージック」の人というイメージが先行していて、
クラブやブラックミュージックの文脈ではほとんど語られていなかった。
1996年、福岡での一夜限りのDJ
誘われて一度だけ、福岡のクラブでDJをした。
• シュガー・ベイブ『ショウ』
• フィフス・アヴェニュー・バンド『ワン・ウェイ・オア・ジ・アザー』
• エルヴィス・プレスリー『ギターマン』
• アリーヤ『アット・ユア・ベスト』
• 山下達郎『ジャングル・スウィング』
• 竹内まりや『スウィーテスト・ミュージック』
• 竹内まりや『今夜はハーディ・パーティー』
特にコンセプトがあったわけでもなく、
その時自分が気に入っていた曲を、そのまま自然にかけただけだった。
邦楽をかけた結果
• シュガー・ベイブの『ショウ』は、フィフス・アヴェニュー・バンドと同じ並びで聴ける曲だと思っていた
• 達郎『ジャングル・スウィング』は、日本語の歌でここまでダウントゥアースにグルーヴを作れるのかという感覚があった
• そして、まりやの『今夜はハーディ・パーティー』をかけた時、フロアには誰も居なくなった。
当時のJ-POPヒットとしての認識が強く、
BPMは完全にディスコ仕様なのに、クラブでは浮いてしまい、思いっきり引かれた。
福岡の外資系CDショップでの実感
90年代中頃、福岡の外資系CDショップで働いていた頃、
アイズレー・ブラザーズは明らかに別格だった。
売れていたのは
『ビトウィーン・ザ・シーツ』とベスト盤だけ。
それだけが、コンスタントに動いていた。
マーヴィン・ゲイ、カーティス・メイフィールド、
お洒落クラブ界隈で同系列で再評価されていたソフトロックも、当時の福岡ではそこまで広がってはいなかった。
アイズレー・ブラザーズ 福岡公演
1998年、福岡ブルーノート。
3日間通って、興奮のあまりロナルド・アイズレーとハグした。
アンジェラ・ウィンブッシュが『エンジェル』を歌い、
アーニーのギターで『サマー・ブリーズ』が鳴った夜。
まだ完全に現役だったアイズレーを、地方都市・福岡で観られたことが、
自分の中ではすべてのピークだった。
90年代に体験した70年代リバイバル
一応、福岡という一地方都市での20代の記録を書いてみた。
自分はクラブで遊び倒していたわけではないけれど、
当時の音楽マニアの空気感なら書けると思って、今回文章にした。
70年代のリアルタイムのソウル/ディスコを浴びた世代には敵わない。
でも、90年代に体験した「70年代リバイバルの空気」は、確かにこんな感じだった。
あのビートルズが憧れてカバーした
『ツイスト・アンド・シャウト』の伝説のオヤジたちとハグした記憶は、
今も間違いなく、永遠の思い出だ。
福岡のレコード・CD買取致します
国内盤、輸入盤問わず、ジャズ、ロック、ソウル、ブルース、R&B、ワールド・ミュージック、日本の音楽などのレコード、CD、買取、出張買取、店頭(持ち込み買取)、宅配買取致します。
福岡県福岡市の中古レコード屋・中古CD屋アッサンブラージュ。





