店舗改装オープンで、忙しく、つれづれなるままに、レコードやCDについて浮かんだことを書いています。
ペット・サウンズの名盤たる所以再発見
数あるペット・サウンズの名盤たる所以の私論がまた今日聞いて浮かんだ。
フィル・スペクターの好んだスタジオであるゴルド・スターで、スペクター同様レッキング・クルーのメンバーを呼び複数の楽器を鳴らし、スペクターがユニゾンで力強く弾かせてるのを、ブライアンは多種多様な楽器やコーラスで音に膨らみを出して、これらをモノラルで出すことで、「ウオール・オブ・サウンド」同様、あの「もやっとする音響」が生み出され、コーラスもまたどこか賛美歌のような雰囲気を感じさせ、「ペット・サウンズ」独特の神秘性が生まれた。
フォル・スペクターのシステムを使い、ビートルズの内省的なコンセプト・アルバム志向で作られており、ペット・サウンズの場合はほぼブライアン一人であり、より「個」を、同じ「こ」でも、メンバーはいれど、「孤独」な寂しさをとても感じさせる。
トリオ・ピアノの名手レイ・ブライアント
昨晩も「ペット・サウンズ」をスマホで聞いて寝ていたが、BB5の演奏が終わった後、そこでふと流れてきた美しいジャズ・ピアノが「ミスティ」。
誰が演奏しているのだろうと見てみると、レイ・ブライアント・トリオ。
もちろん当店でも大量に買取し、販売してきたレコードだが、このトリオによる「ミスティ」が黒さ加減と美しい旋律・アレンジが素晴らしく、CDの在庫があったので、早速自己買いして、本日の営業のスタートを切りました。
スマホのアップル・ミュージックを2時間セットしながら寝るのですが、こんな感じで、良い曲に出会うと起きてしまい寝不足になってしまいます。
こういう寝不足は嬉しいのか嬉しくないのか(笑)。
天才ジャズ・ピアニスト・アート・テイタム
昨日はジャズ・ピアノをサブスクでランダムにまとめていたのを聞いていたのだが、なんといってもアート・テイタムが素晴らし過ぎる。
数々のモダン・ジャズや新しいピアニストを聞いても群を抜き、異常に動き回る指が奏でるグルーヴは何を弾いても面白く聴ける。
このテイタムの次に来るのが、ルイ・アームストロングと一緒にやったアール・ハインズのトランペット奏法や、ビリー・ホリディの伴奏で天才ぶりを聞かせるテディ・ウィルソンらになるのかな。
この辺音が悪くて全くレコードやCD売れないのですが、この黒くて天才肌なジャズ・ピアノが一昨日聞いてたレイ・ブライアント辺りに繋がっていってるのでは。
今週は福岡市東区でジャズCDとジャズ・レコードの大量出張買取予定ですが、今、久しぶりにジャズ耳になってきているので、とても買取が楽しみです!
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