福岡の中古レコード屋「アッサンブラージュ」が選ぶ連載シリーズ「中古レコード屋推薦！名盤ランキング シリーズ」。
今回は私が最も愛するシンガー、エルヴィス・プレスリーを選びました。
ここ最近はCDよりアナログ・レコード・ファンが多いので、レコードで紹介しようかと思いましたが、サブスクもあることですし、CD編集盤も含めての紹介とさせて頂きました。
※ランキング順位付けてますが、基本、年代順で便宜上付けております。
1位.Boy From Tupelo
サン時代を集めたCDは数多くありますが、別テイクも含め、この3枚組ボックスが多分コンプリートだと思います。
当時のルイジアナ・ヘイライドなどのライヴも、公式的にリマスターされて収録されています。
今回YouTubeに選んだのはエルヴィスのブルース感覚がよく出たナンバー「Good Rockin’ Tonight」です。
スコッティ・ムーアの間奏のギターも良い感じでエレキを歪ませています。
オリジナルは1947年ロイ・ブラウンですが、1948年にワイノニー・ハリスがヒットさせ、R&B/ロックンロール史上に残る名曲ですが、1954年のエルヴィスのスリルある歌唱が最強でしょう！
2位.エルヴィスのゴールデン・レコード第1集
殆どがナンバーワンヒットだという凄いアルバム。
リーバー＝ストーラーを中心に作られたRCA流黒いグルーヴが、若きサン時代のエルヴィスの勢いと結びついた傑作だらけ。
凄まじい爆発力と女性ファンの悲鳴が強烈なエド・サリバン・ショーからのライヴ。
3位.エッセンシャルズ60’sマスターズ
シングル・カットされたドグ・ポーマスとモルト・シューマン作「はてなきハイウェイ」。
僕は1960年代5枚組ボックスで聞いてますが、この曲はアルバムだと何になるのでしょう？
一番エルヴィスを堪能できるのは50、60、70年代のボックスを購入するのが一番ですが、今回は60年代ナッシュビル・サウンドの象徴とも言えるピアノのフロイド・クレイマーのピアノが印象的なこの曲を選びましたところ、この曲が収録された1枚のCDが無い？
結局ボックスが一番入手しやすい？
LPレコードでしたら「キッスン・カズン」が公式ですかね。
4位.明日は遠く
上記の60年代ボックスにも全部収録されているのですが、`66~`68年、エルヴィスのスワンプ・ロック時代とも言えるジェリー・リード、ボブ・ディラン、チェスのチャック・ベリーやトミー・タッカーなどのルーツ・ミュージックの影響下にある渋い選曲がなされたこの編集盤はオススメです。
5位.ゴールデン・レコード第5集
没後出されたこの第5集も`66~`68年とアメリカン・スタジオ録音、さらにNBCテレビスペシャルの絶唱「明日への願い」、晩年のヒット曲なども収録されて、非常にバランスが取れていると思います。
映画「エルヴィス」の素晴らしい再現を取り上げてみました。
6位.On Stage
不滅の名作「エルヴィス・オン・ステージ」はこの輸入盤が16曲入って一番お得ですかね。
もちろんDVDやブルーレイを購入するのが一番だと思います。
7位.アロハ・フロム・ハワイ
70年代はやはりこのハワイのライヴでしょうか。
「ライヴ・イン・メンフィス」も捨て難いですが、これもまたDVDが良いのですが、2023年、現在、廃盤です。
もちろん動画はクライマックスの「アメリカの祈り」。
8位.30ナンバー・ワン・ヒッツ/オンリー・ワン
はっきり言って、この「30ナンバー・ワン・ヒッツ」の1と2をずっと聞けば幸せです。
音質も良い、選曲も良い、私は「エルヴィスで何から買えば良い？」と聞かれた時、この2枚のCDを紹介します。
この「監獄ロック」での歌唱はロック史上最高のものだと思います。
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