こちらのブログは渋谷毅と「おかあさんといっしょ」のブログを
YouTubeのために、改めて再構築したブログです。
先日買取したCDの中に
「NHKおかあさんといっしょ 最新ベスト コロンパッ」がありました。
10歳の私の息子と同じぐらいの年齢のお子さんがいるそうで、
この世代は横山だいすけと三谷たくみの「だいたく世代」になります。
このアルバムにはジャズ・ピアニスト渋谷毅の代表作「夢のなか」や、
どちらもお亡くなりになりましたが
名コンビ井出隆夫と福田和禾子（ふくだ わかこ）による
名曲「おまつりすんだはらっぱに」など収録されてます。
福田さんは童謡で素晴らしい名曲をたくさん残した偉人ですし、
井出さんは別名「山川啓介」。
誰もが知る有名作詞家で、代表作は矢沢永吉「時間よとまれ」でしょう。
このアルバムの「さみしくなんかないってば」も井出さんです。
「ひみつのパレード」はピチカート・ファイヴの初期メンバー
鴨宮諒（かもみや りょう）によるもので、
元ネタはデイヴ・ブルーベックの「テイク・ファイヴ」です。
素晴らしい曲がたくさん入っています。
「おかあさんといっしょ」に多数の曲を提供している
日本を代表するジャズ・ピアニストが渋谷毅さんです。
ソロとしてはもちろん、
アレンジャーとしても坂本九の「見上げてごらん夜の星を」や
由紀さおりの「夜明けのスキャット」など、
歴史に残る名曲を多く手がけています。
渋谷さんの演奏はYouTubeにかなりの数のライヴがあがっています。
CDでも出ていますが「Childhood」。
これライヴで本人からサイン頂きました。
これですね。
市野元彦、外山明と3人のアンサンブルは、
まるで、楽器編成、テンポ、音楽性は違えど、
デューク・エリントン、チャールス・ミンガス、マックス・ローチの
「マネー・ジャングル」のような緊張感。
それでいて、癒される空気をも醸し出す。
いやはや、もはや達人の域です。
渋谷さんのピアノの音は美しくもひたすら優しい。
またライヴといえば、
女性フルート奏者の佐々木優花さんの「Sunset」。
ストリングスアレンジも手がけていますが、
やはり日本を代表する名曲「見上げてごらん夜の星を」の
最も印象的なストリングスを手がけた方であり、
迫力と美しさに満ち溢れており、
まさに「夕日が沈んでいく」風景が見えます。
ちなみに彼女のライヴも見にいきましたが、
佐々木さんの師匠でもあるルー・タバキンも参加しており、
タバキンと渋谷さんのアドリブ合戦は意地と意地のぶつかり合いのようで、
凄い迫力でした。
その後、渋谷さんとカウンターでビールをご一緒させて頂きました。
渋谷さんとは計3回ライヴの後飲ませて頂きました。
覚えてらっしゃいますかねー。
復刻してほしいCDもたくさんあります。
アケタズ・ディスクからのパーカッション奏者、
今村祐司のソロ・アルバム「マリオ」。
オルガンをファンキーにきかせるのが渋谷毅です。
さらに日本を代表するアヴァンギャルドなギタリストでガットギターの名手
加藤崇之（かとうたかゆき）も参加しています。
ラテン・ジャズ・アルバム屈指の名盤です。
「浅川マキ ライヴ 夜」での演奏も絶品です。
泣き叫ぶようなピアノはブルースです。
今まで聞いた渋谷さんのピアノでは最高かもしれません。
浅川さんとは長い付き合いになったのもよく分かります。
ぜひ、これらの再発を期待しています。
渋谷さんの演奏をCDで手取り早く聞きたければ、
小沢健二「球体の奏でる音楽」でしょう。
このピアノが渋谷毅。ベースが川端民生。
一曲目の「ブルーの構図のブルース」。
これはオザケンのボーカル以上に渋谷さんのプレイが素晴らしい。
ヒットした「大人になれば」の出だしのピアノ・フレーズも印象的です。
オザケンのスキャットの後の間奏部分の
パーカッション（オザケンらしい）との掛け合いも絶品。
その後、再びピアノ・ソロ。
ホーンも加わった「ホテルの嵐」でも大活躍。
オザケンと渋谷毅、双頭（そうとう）リーダー名義でもおかしくない
「小沢健二トリオ」による名作ジャズ・アルバムです。
このようにジャズの世界、ポップスの裏方で大活躍する一方、
「おかあさんといっしょ」で多数の名曲を提供されています。
一番有名なのは「ちょんまげマーチ」でしょうか。
それらを歌った三谷たくみお姉さんが本当に珍しい声の持ち主で、
アメリカの昔のアニメの「ベティちゃん」のモデルにもなった
ヘレン・ケインに似た声で、とてもコケティッシュ。
三谷さんは（もう、おねえさんではない）しっかりバラードも歌えるので、
「渋谷毅ミーツ三谷たくみ」で、ぜひアルバムを出して欲しいです。
「夢のなか」「おしゃれフルーツ」「あしたのあしたのまたあした」
「じっとまったくん」「きみ」「大人になれば」「春にして君を想う」
「ふしぎなあのこは すてきなこのこ」「あの子とこの子」「生きがい」
こんな感じでいかがでしょうか？
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