北九州市からジャズ・レコードやサントラの宅配買取がありました。
ジョン・コルトレーンの「ブルー・トレイン」のライナーを読んでると、
珍しく、私の好きな中村とうようがモダン・ジャズの文章を書いてる。
コルトレーンではなく、ブルー・ノートに関するコラムだが、
とうよう氏らしく、アート・ブレイキーのアフロ・キューバン・ジャズを中心に書かれてあって、
最後にピアノだとハービー・ニコルズがお好きだとか。
「手が動くピアニストはあまり好きではない」と。
「Herbie Nichols Trio」はマックス・ローチとベースとのトリオ演奏。
とうよう氏が好きなブギウギに近い感覚がある。
タッチの強弱が微妙で、陰影のある表現で聞かせる。
ブルース色の強い低い音と、同時に軽快な指先で奏でられる左右の指。
あらゆるピアノ音を使い音楽を作りだす。このトリッキーでありブルーな感じが、
後にスティーヴ・レイシー、ミシャ・メンゲルベルク、ハン・ベニンクなどの、
ヨーロッパ系のフリー・ジャズの面々にも愛されたのだろうか。
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