久しぶりに北九州市古書組合市場に行ってきました。
そこで仕入れたのはジャズのレコード、ソニー・クラークのキング盤や、
1960年代ソフト・ロックのレコード等です。
ジーン・ピットニーやキース等のUSオリジナル盤があったのですが、
この辺今探してる方が果たしてどれだけいることやら。
かつて1990年代ソフト・ロック・ブームの時代、
あの「愛の聖書」のクリス・モンテスをお洒落な10代の女性が買っていた。
これ本当の話。
実際、フリッパーズ・ギターやピチカート・ファイヴと一緒に買取したこともあるし、
ロジャー・ニコルズを片手に天神西通りを歩いてる可愛い女の子を見かけたこともある。
私自身も20代前半、フリッパーズ・ギター好きの女の子に
ビーチ・ボーイズをダビングしてやったことも。
「ダーリン」が良い！
なんてその彼女も言ってました。
こんな時代は過ぎ去って、
ハーパース・ビザールのオリジナルUS盤が破格の値段で買える時代になってしまいました。
そのころ購入した若者が皆手放していって結果でしょう。
「こいつは男らしい骨太なロックだ！」
大学時代友達に騙されて購入したクリス・モンテスのベスト。
家に帰って聞けば、軟弱の極地。
しかしながら、他のソフト・ロックよりハマった理由は、
クリスがロックンローラーの出であり、ラテンの血が流れてるからでしょうか。
彼の歌声には「ロック」があります。
大学時代の友達はまんざら騙したわけではありません。
私はクリスを永遠に聞く予定です。
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