「中村とうよう 音楽評論家の時代」田中勝則 著を読破。

「中村とうよう 音楽評論家の時代」田中勝則 著を購入、ほぼ1日で読破。
私は中村とうようマニアで、著書はかなり読んでいるので、
一番面白かったのは晩年の田中さんと出会ったあたり。

私生活のとうようさんは、相撲が好き、ドラマが好き、
怒ったときの悪口のボキャブラリーが凄い、
スーパーの10円、20円には厳しいが、高価なものを買う時は躊躇しない。
飽きやすい。一旦思い込んだら、突き進む…。

私と性格が似てる…。
だから、とうようさんが紹介する音楽が大好きだったのかも。

中村とうようがライターとして優れてるのは、
その音楽と出会った時の衝動のまま、勢いがあり、活きのいい文体だから、
読み手も衝動的に聞きたくなってしまう。

思考するのが好きな評論家とは全く趣向が合わず、
すぐに私は中村とうようの「ミュージック・マガジン」にハマった。

この本を読んで、すぐにアタウアルパ・ユパンキを聞きたくなった。
今、聞いてるけど、まさにこの本ので紹介されてる文のごとき。

「ギター1本でつまびかれる複雑なリズムと温かみを感じさせるシンプルな歌声を、
その場にいた全員はみんな息をひそめて聞きいった。
誰もが感動して声も出なかったのだそうだ。
その中でも大感激してまったのが、当時最年少だったとうようさんだった」。

やはり中村とうよう、音を聞きたい衝動にかられる。
文章だけで音楽を人に聞かせる扇動にさせる評論家が他にいるか?

私も音楽評論家ではないけど、音楽が仕事になった。

レコード屋さんなので、評論家のレコード収集数に興味を持つ。
田中氏が著書で「1万枚でも少ない」と仰ってた。
とうようさんの「中村とうようコレクション総合目録」の驚くべき数や、
山下達郎氏の6万枚など、
私の持論は「1万枚超えてレコード・コレクター」。

脱線したが、少しでも、とうようさんの域に近づきたい。
作者の田中氏をはじめ、皆をそう思わせる博学でエネルギッシュな人物だった。

あまりにもとうようさんの本を読み込んだので、
その存在がどれだけのものか分からなくなったが、
なんとなく、もっと評価されてもいい気がする。

追伸 この本、気になり過ぎて、何度も読みたくなる。
仕事が手につかない。
今、とうよう監修ファイヴ・ブラインド・ボーイズ・ミシシッピーのCDを聞いてるが、
また読みたくなった。

おまけにコーネリアスの新譜と書籍「コーネリアスのすべて」も購入して、
周辺、リミックスしたミュージシャンのことも気になって、
こちらもハマってしまてヤバい。

テイ・トウワと相対性理論とゴスペルとフォルクローレ、
完全に支離滅裂状態。
仕事が本当に進まない。どうしよう。

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