中古レコード屋推薦!名盤ランキング シリーズ2 マイルス・デイヴィス編

IMG_6818福岡の中古レコード屋「アッサンブラージュ」が選ぶ連載シリーズ「中古レコード屋推薦!名盤ランキング シリーズ」。
今回は常に新しい試みでジャズをまさしく代表するマイルス・デイヴィスを選びました。
※ランキング順位付けてますが、基本、年代順で便宜上付けております。

1位ロイヤル・ルースト・クール&ビバップ

約70年前のマイルス・デイヴィです。
「クールの誕生」以前のライブ私は大好きです。
激しいリズム隊がパワフルな「ムーヴ」。
オフ・ビートでタイムリーに入ってくるのマックス・ローチ。
この激しいテンポの曲に付いていくベースはアル・マッキボン。
このベーシストあまり知られていませんが、
このグルーヴィーな大物たちのセッションに負けずに音を付けれるのだから大したもの。
音質も悪く、評判の悪いライヴですが、マイルスもかっこいいフレーズを吹きまくるし、モダン・ジャズの原点とも言える熱いバップの様子がパッケージングされた演奏だと思います。

2位ウォーキン

「ウォーキン」はルディ・ヴァン・ゲルダーによる録音だが、マイルスのトランペットがモヤ(ミュート?)がかかったエコーのように聞こえる。それぞれのソロを全面に出して聴かせるというより、グループ全体の音を録音してるよう。
マイルスのモヤのような音が全体を覆い、ケニー・クラークとパーシー・ヒースの最低限クールに刻むリズム隊が、グループの一体感を生み出し、以前の九重奏での「クールの誕生とバップ時代の経験をミックスしたマイルスの完成品とも言える。
低音の二管を配置することは九重奏での演奏があったからではないか。
このバランスの良い演奏を配置そのままに、特別ソロを強調されるわけでなく、全体像を録音したかのようなサウンドも計算の上でのものではないだろうか。
この後ののマラソン・セッションでは音の輪郭がはっきりし、洗練はされたが、アタック感があるのは1954年録音の「ウォーキン」の方で、グループ全体の一体感に圧倒される。

3位バグス・グルーヴ

「エアジン」はマイルスの統率力が素晴らしく、ソロや曲の構成は、後の「カインド・オブ・ブルー」に繋がるものがあるのでは。
イントロの短めのラテンふうのソニー・ロリンズのサックスからのフレーズがイカしてる。
ホレス・シルヴァーのピアノが「カインド・オブ・ブルー」のビル・エヴァンスのように控えめながら良い味が出てる。
話によると、ロリンズが「アフリカに由来するジャズの起源」にと制作した曲で、出だしのロリンズのアフロ・ラテンふうフレーズはそれを象徴している。

4位カインド・オブ・ブルー

以前デアゴスティーニ・ジャパンから「隔週刊 ジャズ・LPレコード・コレクション」が発売されました。
その第一号がマイルス・デイビスの「カインド・オブ・ブルー」でした。
所謂ジャズを代表する一枚として選ばれたものですが…。
出だしの「SO WHAT」のイントロはまさにジャズを象徴するかのごとく黒光し、マイルスのトランペットとジョン・コルトレーンとキャノンボール・アダレイからなる管楽器群、合間をすり抜けるかのごとくピアノのビル・エヴァンスも個性際立つ。
モードらしくクール(しかしながら何度説明読んでもモード旋法がわからない)。
ただ、これをきっかけにビル・エヴァンスが何かを掴んだこと、それは伝わってくる。
それからのエヴァンス人気に繋がるのも納得できる。
以前のジャズ・ピアノは黒人音楽としてソウルフルな打楽器的なものであり、エンターテイナー的なR&B色の強いブギウギ的なものの延長にあるものだったのが、このアルバムにおけるエヴァンスは、その手法を用いる必要もなく、トリオによる変則的なリズムやリリカルな演奏など、自分のスタイルを発見できるきっかけになったと思う。
このレコードが発売された1959年、その後のエヴァンスの一連の1960年代の名盤は前衛的なものになっていく。
そのことは1950年代のジャズ・メッセンジャーズやBLUE NOTEのファンキーなジャズ・アルバムを聞くと、より一層理解できる。
入門編とも言うべき、デアゴスティーニの第一弾が、このような前衛的なレコードで良かったのか?
発売後、一時期、大量にネットに安く出回っていました。

5位サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム

マイルスのトランペットがとても凛としている。
ドラムとベースとピアノのリズム隊も歯切れが良く、全体的にまとまってる。
サックスのソロもがまた良い味出してる。
音室もよく、アンサンブルもよく、非常に絶好調であり、精神的にも充実した時代のアルバムで、
2曲目のバラードもリリカルでありながら、力強く、堂々としたマイルスのソロが聞けます。
高音も肺活量ある限りギリギリまで吹いており、全力のマイルスは、まるで高校野球のアルプス・スタンドのブラバンのような一生懸命さを感じます。
3曲目のマイルスのロング・トーンも絶品。
ソロを取るピアノの露払い的な役割を担ってるようで、この曲の主役はピアノです。
さて、このアルバムのメンバーですが、ウィントン・ケリー、ポール・チェンンバース、ハンク・モブレー、ジョン・コルトレーン、ジミー・コブ。
これらの面子の大半が参加したライヴも最高です。

6位マイ・ファニー・ ヴァレンタイン

ベースのロン・カーターとドラムのトニー・ウィリアムスのリズム隊、特にロン・カーターのベースのリズムのタイム感が大きい。
これは後のファンクや、ニュー・ソウル的な感じで、そこにハービー・ハンコックのピアノが絡んでいくと、ポリリムズのようになって、ボトムは細かいビートが複雑に絡み合い、主役である御大マイルスのトランペットが、メロディのないようなアドリブを延々と自由に吹く。
この緻密さと、フリーな開放感、両極端でありながら美しい。
これが所謂マイルスの目指してきたモードの頂点ではないであろうか。
コンダクターとしてマイルス親分が子分を指揮し、芸術家マイルスが一人で考え抜いた、今までにないマイルスのためのマイルスのアルバム。
50年代のハード・バップにはない、何もかも斬新。
それをフリー・ジャズの手法であるアヴァンギャルドやワールド・ミュージックの要素を取り入れるわけでなく、今までのジャズの流れに違和感なく自然にやっている。
チャーリー・パーカーから生まれたモダン・ジャズ、その敵わない天才の元から出発し、打倒パーカーの為に作り上げたジャズがこのライヴ・レコードだと思う。

7位マイルス・スマイルズ

マイルスの不思議な曲「オービッツ」。
ロン・カーターのベースとトニー・ウィリアムスのドラムは延々と同じリズムを繰り返し、アフロ・ビートぽく、ハービー・ハンコックの短音引きはオルガンのよう、最後は二人の管楽器がフリー・ジャズのように自由に演奏して終了。
後のエレクトリック・マイルスをアコースティックでやってみたかのような実験的なアルバム。

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