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ジョン・レノンとオノ・ヨーコ「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」。
このアルバムの評価の低いのが分からない。
僕がフィル・スペクターのファンだからか。

追伸 
僕は歌詞に殆ど興味ないが、
このアルバムの日本語訳詞を読むと、
かなり政治色や社会問題についてのリアルなものが多く、
これが日本語だったらと考えると、
さすがに違和感が剥き出しになり、
手放しで称賛できるとは思えない。
以下の文章は歌詞を気にせず書いたもので、
あくまでもサウンドのみに触れている。
その旨了承の上お読み下さい。

まず一曲目の「女は世界の奴隷か」、
「ウォール・オブ・サンド」で中心をなすドラムは、
もちろんハル・ブレイン、アール・パーマーではなく、
当時最も売れっ子だったジム・ケルトナー。
ニューヨークの大都会のビル群(壁ですね)の中から叫ぶジョンと、
サックスのスタン・ブロンスタインのブロウが凄まじい気迫です。
彼はバック・バンド「エレファンツ・メモリー」のメンバーです。

スタン・ブロンスタインは調べたところ、
ジャズ・レーベルの「MUSE」からソロを一枚出しています。
ケルトナーのドラムもドタドタとオカズを多用します。
ケルトナーというとタイトな演奏のイメージですが、
このドタドタ感がいかにもスペクターの音らしく、
人混み溢れる大都会ニューヨークの雑踏のような込み入った音
「ウォール・オブ・サウンド」に仕上げています。

二曲目の「シスターズ・オー・シスターズ」はヨーコの可愛らしい声を活かした、
得意のガールズ・グループぽい音で、
このアルバムで最も「ウォール・オブ・サウンド」らしい。
ヨーコの声はビートルズの「ホワイト・アルバム」での
「コンティニューイング・ストーリー・オブ・バンガロウ・ビル」
でキュートな歌声を一瞬聞かせますが、
その声の特性を活かしたフィルの本領発揮の
ロネッツやクリスタルズの1970年代版ガール・ポップスです。
ここでは間奏でギターのウェイン ‘Tex’ ガブリエルが良いソロを取ります。
エレファンツ・メモリーはこのアルバムでは素晴らしい演奏をきかせます。
ヨーコのソロの「無限の大宇宙」でもバックを務めており、
ワイルドな演奏ながらかっちりとしたボーカルをたてるバッキングを聞かせます。

4局目はスタン・ブロンスタインの印象的なサックスからはじまる、
「ボーン・イン・ア・プリズン」。
ヨーコの声も切なく、ここではケルトナーのドラムも非常にタイトで、
よく歌うドラムを叩いています。
ブロンスタインもサックスを常時吹いており、
ここではヨーコと共に主役を張ります。

ここまで聞いて、これはジョン・レノン・ファンに人気ないの分かりました。
ジョン3曲連続で出てこないです。

5曲目の「ニューヨーク・シティ」はご機嫌なロックンロールですが、
言葉を詰め込んでいるためか、
能天気なロックンロール・サウンドに終始せず、
ボブ・ディランを都会的にしたようなインテリジェンスを感じさせます。
歌詞はドラッグのことを歌ってるようですが。

6曲目の「血まみれの日曜日」はジョンの中では、
最もファンキーなナンバーだと思います。
ヨーコのパートも悲惨さを感じさせる歌声で、
ジョンとの掛け合いが最も成功した作品だと思います。
ジョンとヨーコの共同作業としては最も好きな曲です。

歌詞は政治的なことやドラッグのことなど色々と
物議を醸し出すものだと思いますが、
最も過激なロックなサウンドをきかせるジョン・レノン作品であり、
いかにフィル・スペクターとヨーコが過激で攻撃的な性格かが分かります。
「静」が「ジョンの魂」としたら「動」が「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」
3人とも元々の本性が現れたサウンドは、
スタイルは違えど最も「パンク」なアルバムです。
それをまとめ上げることに最も適した人物、
この過激なアルバムをポップに仕立ててしまう離れ業を成し遂げた男、
それが奇人フィル・スペクターです。
1970年代の「ウォール・オブ・サウンド」の最高傑作だと思います。

ちなみに最後の曲「ウィアー・オール・ウォーター」では、
ヨーコのスクリームが爆発します。
ジョンのファンが嫌う切り札を最後に出すのが痛快です。

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